ボトルアクアでエビを育てよう。失敗しない環境作りで長期飼育

ボトルアクアでエビを飼育するときには長期で飼育できる環境を作る必要があります。水質安定を目指すならソイルや水草もボトルアクアに向いたものを選びましょう。

また、せっかく作ったボトルアクアですからエビに適した環境にしたいですね。エビが快適に暮らせるようにアクアボトル内に発生した油やコケの取り除き方も紹介します。

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ボトルアクアを始めるなら!おすすめのエビの種類をご紹介

ボトルアクアを始めるならカラフルなエビを入れて存在感をだしてみましょう。

赤い色のエビや、しましまのエビなどもいてボトルアクアが賑やかになります。

エビの種類

  • ヤマトヌマエビ
    体長が6㎝ほどあり少し大きめです。ボトルアクアで育てる場合にはボトルの大きさを考慮して窮屈にならないようなら飼育してみましょう。
    ヤマトヌマエビは繁殖は水槽内ではしないので数匹で飼育しても問題ありません。
  • ミナミヌマエビ
    体長が3㎝程度で小型です。ボトルアクアで育てるなら小さなボトルでも育てることができます。環境が整えばすぐに繁殖するので稚エビが生まれたら新しいボトルアクアを用意してあげましょう。
  • チェリーシュリンプ
    レッドビーシュリンプやイエローチェリーシュリンプ、ブルーチェリーシュリンプ、オレンジチェリーシュリンプなどカラーバリエーションに富んでいます。大きさは3㎝程度でミナミヌマエビとほとんど変わりません。繁殖もできるのでメスとオスを入れておくと様々なカラーの稚エビが繁殖するでしょう。ただし繁殖を繰り返していくと鮮やかな色が失われていく可能性もあるので注意しましょう。
  • ビーシュリンプ
    代表的な色合いが白と赤のもので、しましまや、日の丸のような模様、白と黒の色、更には青と白、青と様々です。白に色が入っているので印象的で鑑賞にもってこいのエビです。他のエビよりも少しだけ水温の変化に弱いので新しい水槽に入れる時には水合わせをしっかりと行いましょう。

ボトルアクアでエビを飼うなら!水質安定のために砂にこだわる

ボトルアクア向きの底砂

ボトルアクアではバクテリアの働きが非常に大事になってきます。バクテリアは底砂に住み着き繁殖していきますが、住み着きやすい底砂とそうでない底砂があるため注意しなくてはなりません。

バクテリアはエサやフンを分解してくれるので水質を安定させたいならば底砂に細かい穴が沢山空いている底砂を選びましょう。
ポイントは、「多孔」です。石に沢山空いている穴のことを指し、溶岩石、セラミックの底砂や、ソイルといった栄養分が最初から含まれている底砂などがおススメです。

ボトルアクアに向いていない底砂

多孔性ではないものはバクテリアが定着しにくいのであまりおすすめではありません。しかし、レイアウトにこだわる場合にはカラフルな彩り石や、砂利などを使用してください。砂利や人口の飾り石などはバクテリアの住み着く場所がないので定着しにくくなります。

多孔質の底砂を使用しない場合

底砂にバクテリアを定着させられない場合には、代わりに溶岩石などを一緒に入れると石自体にバクテリアが定着するのでおすすめです。溶岩石ならボトルアクアのレイアウトにもなるので一石二鳥です。

エビを飼うなら水草もエビが好むものを!ボトルアクアに向く水草

エビが好む水草

エビは隠れ家となる水草を好みます。また、柔らかい新芽も食べられるウィローモスが一番エビに向いています。ウィローモスは成長するともじゃもじゃとした絡み合った状態になっていくので大きな体の魚や親エビなどは奥には入っていけないので稚エビにの隠れがにもなります。
また、定着も紐で巻き付ければ行うことが出来るので、流木や溶岩石などにも手軽にお洒落にでき、ボトルアクアにも使用しやすい水草です。

二酸化炭素添加を必要としない水草

エビだけの飼育になると二酸化炭素の排出が少なく水草が育ちにくくなってしまいます。そうならないために、二酸化炭素が少量でも育つことができる水草を使用してみましょう。
アビスナナやアビスナナプチなどは光が少なくても育ちますし、ボトルアクアにはとても向いています。ボトルの大きさが小さい場合にはアビスナナプチを選ぶとボトル内にも収まります。それでも大きい場合には株を半分に分けて使用するとよいでしょう。
ミクロソリウムも同じく光が少なくても育ち二酸化炭素も少量で育ちます。
アビスナナとミクロソリウムは根を流木や石に縛り付けると定着する水草なので直接底床にわ植えずに育てましょう。

水草の注意点

水草には無農薬のものと農薬が使用されているものがあります。エビは農薬に弱く、農薬を使用してるものは使用できません。購入する際には必ず無農薬かどうかお店に確認するようにしましょう。エビを扱っているペットショップやアクアリウムショップなどでは必ず無農薬の水草も販売しています。まずは店員さんに確認をとりましょう。

ボトルアクアにエビを投入するときは水合わせを必ず行う!壊滅を防ぐ方法

温度合わせの需要性

温度合わせは水合わせの前に行う作業です。自分のボトルの温度に新しく入れるエビを慣れさせることをいい、多くは購入してきた袋のまま自分の水槽に入れて温度に慣れさせるようにします。
急激な温度変化は生き物を弱らせてしまうので生き物を新しく水槽に入れる場合には必ずと言っていいほど行われています。
ボトルアクアの場合、小さくて購入してきた生き物の袋が入らない場合があります。そんな時は、ボトルの温度を計り購入したエビの袋の中の水と温度が同じなら次のステップの水合わせに進んでも問題ないのでまずは温度を計って比べてみるとよいでしょう。

水合わせをしっかり行って壊滅を防ぐ

温度合わせが終わったら、次は水合わせを行います。この手順を丁寧に行うことでエビの壊滅するリスクを一気に下げることができます。
早く水槽に投入したい気持ちも分かりますが、水質がエビに合わなければビーシュリンプやチェリーシュリンプなどは高額で、失うと痛手を負いますので無理せずに慎重に水合わせを行う必要があるのです。

水合わせをするときは、水に浮く小さなケースやボウルなどを入れてその中に購入したエビと一緒に入っていた水を入れて少しずつ自分の水槽の水を入れて慣れされていきます。2、3時間かけて慣らしていき大丈夫そうならそのまま水槽に投入してください。
ただし、心配な場合には一日様子を見てから投入するとよいでしょう。その間少しずつ水槽の水を足していき、ほぼ自分の水槽の水と変わらない状態にまでもっていけば壊滅のリスクはより下がっていきます。

ボトルアクアのメンテナンスを行ってエビが快適に暮らせる環境を作る

  • 油膜の除去方法
    油膜とは水槽の表面に油のような膜が張る状態です。ボトルアクア内の水も少しとろみのある水に変わってしまい、バクテリアによる有機物の分解が進んでいいない時などに発生しやすくなります。
    油膜を取り除くためには、油膜をすくって汲み出すか、油のを吸収がよいキッチンペーパーを使用して油膜が消えるまで繰り返し行うかしかありません。油膜を散らすことはできますが、散らしてもそのまま残るので結局また広がってしまいます。
    また、油膜はバクテリアが少ないと起こる現象なので水槽内のバクテリアが繁殖するまでは何度も再発します。水槽内に生息している生き物には影響はなく問題ありませんが、光を必要とする水草にとっては油膜で光をさえぎられてしまうので除去してあげる必要があります。
  • コケの除去方法
    日光の当てすぎによって発生する糸状のコケは水草に絡みつきながら発生します。気が付いたら早めに除去しないとあっという間にボトルアクアないを覆ってしまいます。発見したらピンセットでつまんで除去するか、割りばしなどで引っ張って取り除きましょう。ガッチリ生えてしまっている場合には水草も一緒に抜けてしまう可能性もありますが、この際ですから一度抜いて水草を綺麗に除去してから戻すようにすると良いでしょう。
    他にも、斑点状のコケなどのガラス面についた場合にはスポンジなどで擦り落とし、ヒゲ状のコケの場合には、水草の場合には付着した部分を切り落として除去、他のろ過装置やポンプなどについた場合には放っておかず一度水槽から出して削り落とすようにしてください。