メダカとグッピーは似たような飼育環境であることから混泳が可能です。お互いにストレスが溜まらないように飼育の優先項目を決めて飼育していけば水槽内で理想的な混泳の姿がみられるでしょう。水槽内に隠れ家を設置すると魚たちも安心して生活できるので自作の隠れ家の作り方も紹介します。メダカとグッピーを混泳させていても繁殖も行えます。増えることも考えた水槽作りが必要になります。
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メダカとグッピーの特徴!特徴を学んで混泳できるか見極めよう
メダカの特徴
メダカは体長3.5㎝から4㎝程度でオスはメスよりも小さい大きさになります。
寿命は2年程で、憶病な性格から飼育する際には隠れ場所を設置するようにするとストレスを緩和することができます。
グッピーの特徴
グッピーの体長は3㎝から5㎝程度でオスの方メスより小さく、色が綺麗でヒレが多きのが特徴です。
グッピーは人懐っこい性格なので人がいると姿を現したりと愛嬌たっぷりです。オスとメスがいて環境が良ければあっという間に稚魚が増えていってしまうので繁殖には注意が必要な魚でもあります。
メダカとグッピーは混泳できる!混泳可能な条件や環境を紹介
メダカとグッピーの大きさ
混泳可能な理由には、お互いに食べられないサイズであるということです。上記のメダカとグッピーの特徴を見てもわかるように、体の大きさはお互いにほとんど変わらないのがわかります。メダカは3.5㎝から4㎝に対してグッピーは3㎝から5㎝程度とほぼ同じです。
飼育水温の違いも合わせられる
メダカとグッピーはお互いに飼育する水温が全く同じな訳ではありません。しかし、お互いの適温の間を取れば飼育できる温度があるので混泳させるときは互いの適温を把握しておく必要があります。
- メダカの水温の適温は18度から28度
- グッピーの水温の適温は23度から27度程度
お互いの丁度適温を取るとよいでしょう。混泳させる場合にはグッピーに合わせた水温での飼育がポイントになります。
メダカとグッピーの混泳の注意点は!優先する事項をはっきりさせる
水温はグッピー優先
グッピーは水温の変化に弱い魚なので飼育にはヒーターが必要になります。
メダカも低すぎる水温には向かないので混泳させるならグッピーに合わせて温度を一定に保つようにしましょう。基本的にはメダカは水温が低くなると冬眠ますが、温度が温かければ冬眠せず一年を通して元気に泳ぎ回ります。また、一気に水温が下がると病気にもなりやすいので混泳させるならヒーター飼育をおすすめします。
エサはメダカ優先
メダカはグッピーに比べると餌の保持率が低く、グッピーに餌を食べられてしまうことが多いです。ですから、餌は各自別々なものを与えるようにしましょう。グッピーには浮くタイプのエサを与え、メダカが食べ損ねたことも考え沈むタイプのエサも入れておくと餌とすべて取られてしまう状態を回避することができます。
水槽内レイアウトはメダカ優先
メダカはストレスを感じやすい生き物です。特に追い回されたりする場合には隠れられる場所が必要になります。
水草を多く設置したり、隠れられるレイアウトを設置するようにしましょう。
メダカとグッピーの混泳には隠れ家が必要!水草や自作隠れ家の作り方
隠れ家の必要性
魚は人間の人影やいきなり付く照明などに驚きます。とっさに身を隠す場所があればストレスも和らぎますが、身を隠す場所が無ければ混乱して泳ぎ回るだけになってしまいます。
水草を使った隠れ家の作り方
魚が泳ぎ回れるスペースを取りつつ、隠れ家も作るには、浮き草や中景に使用するような水草の設置が必要になります。
また、トンネルのように設置できるドーム型のヤシハウスを使用するとよいでしょう。ヤシハウスには水草を根付かせることもできるので、水草ハウスのように自作することができます。水草を根付かせるためには、ヤシハウスのにウィローモスやアヌビアスナナを活着させるとよいでしょう。
毛糸を使用した隠れ家の作り方
- 毛糸を10㎝幅にカットしたものを15本から20本用意して、どちらか端の方を玉結びします。
- 結んでいない反対の方を手でほぐしフサフサの状態にしたら水槽に入れるだけです。
メダカの稚魚なども隠れやすい、簡単で効果的な隠れ場所です。
メダカやグッピーを繁殖させるときは…稚魚の隔離を優先させる
メダカの繁殖
メダカの繁殖は産卵時期きてオスとメスが揃っていれば自然に行われます。
著しく水槽内の環境が悪い場合や、混泳でのストレスが溜まっている場合などは産卵しない場合もあるので繁殖させたい時には、メダカの産卵しやすい場所を作ってあげたり、隠れ家を設置してあげるようにしましょう。
グッピーの繁殖
グッピーもオスとメスが揃えば簡単に繁殖させることができます。グッピーは一度に2、3回ほど出産することがあるので瞬く間に増えていきます。メスのお腹が膨らんできたら水槽から隔離して別の容器に移し出産させるようにしましょう。
稚魚の隔離
メダカもグッピーも生まれると親に食べられる危険性があります。
とくにメダカは卵さえも食べられる場合があるので産卵時期が近付いた親を発見した場合には別のケースに移して産卵もしくは出産させる方がよいでしょう。