水草って沢山しゅるいがあってどの水草がどんな生き物に向いているのかわかりませんよね。初心者であれば尚更、沢山の種類をみると迷って決められなくなってしまいます。
水槽に沢山水草が茂っている様子が素敵なアクアリウムやなども近年人気を集めています。水槽に欠かせない水草ももっと知って、水槽づくりに役立ててみませんか。
初心者でも育てられる水草や、生き物との相性なども紹介します。
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水槽内で初心者でも育てられる水草を紹介!タイプ別水草の種類
水草の種類
- ウィローモス
コケの一種で、根ではなく張り付いて横に成長していく。光があればドンドン育ち育てやすい。流木や石に着けて育てていく場合が多い。 - アヌビス・ナナ、アビス・ナナプチ
砂に植えるタイプではなく、流木や石に着けて成長させていく。初めは定着しないので釣り糸で縛り付けておくのがコツ。砂に植えると根が腐るので絶対に砂に植えないようにして下さい。光が少なくても育っていけるので育てやすい水草です。 - カボンバ
金魚と一緒に水槽によく入っている有名な水草。一度は目にしたことがあるはずです。別名金魚藻とも呼ばれていて日本の水草です。池などにも自生しているので見かけることもあるでしょう。
温度変化に強く、低温になっても育つので育てやすい水草です。 - アナカリス
安価で育てやすい。根を張るので植えても育てられるし、浮かせても育てる事ができる。環境がよいとドンドン育ち水槽がアナカリスでいっぱいになってしまうので定期的にカットする必要があります。 - マツモ
葉が細く浮かせたままで育てることが多い水草。上からの衝撃に弱くバラバラになってしまため、フィルターから出る上部からの水に注意してください。我が家の場合は上からの水に負けて一晩でマツモが全てバラバラになってしまいました。
植えても根は出ませんが、水流でマツモが移動してしまう場合には砂床に埋め込めて動かないように固定することのできます。 - アマゾンソード
上に向かって葉を伸ばす水草。高さを出したい時などに使用するとよいでしょう。
こちらもよく見かける水草で、根を張って成長します。購入時には根が傷んでいないか注意しましょう。傷んでいる部分があると傷みが広がり全滅してしまいます。傷んでいる場所を見つけたら取り除いてから植えるようにしましょう。
初心者におすすめの水草
上記で紹介した水草は全て初心者でも育てやすい水草です。
育て方のコツを知って初心者でも簡単に元気な水草を育てる
水草に最適な環境
- 水の温度
水草は低温でも育ちますが、適温は20度から25度前後です。熱帯魚などを飼育する場合には高い温度でも成長する水草を選ぶとよいでしょう。
また、水温の急激な変化は水草に影響を及ぼします。あまりにも温度差があると枯れてしまう場合もありますので注意しましょう。 - 水質(ph=ペーハー)
弱酸性から水性あたりが水草にとっては最適な水質です。水生生物を飼育するとどうしても水質が偏ってきてしまいます。水草は少しの変化には対応できますので水生生物にphを合わせて飼育するのが理想的です。
水草に水質を合わせるのであればphは5から7程度がよいでしょう。
水草を育てる方法
- 必要な道具
水草を育てるためには、水槽、ソイル(底床材)、フィルター(ろ過装置)、照明(LED)が必要です。また、水生生物を一緒に入れない場合にはCO2も必要になります。 - 水槽の作り方
水槽にソイルを敷きます、濾過フィルターを設置して水を入れましょう。水生生物を一緒に飼育する場合には水はカルキ抜きしたものを使用してください。
水をいれたら水草を植えていきます。
根があるものはソイルに挿しこんで植えます。コケなどは事前に流木や石に巻き付けて取れないようにしておきます。 - 水槽内に沈めてフィルターを回せば準備完了です。
定期的に照明を当てて水草の光合成させるようにします。照明は一日に6、7時間当てると丁度よいです。
CO2は購入した機器の説明書を読んで注入するようにしてください。
水槽内を水草でいっぱいにする!初心者でもアクアリウムに挑戦
- アクアリウムとは
アクアリウムとは底床にバクテリアを住まわせ、水槽なで自然に全て循環できるように整えた環境のことをいいます。
魚やエビなどを飼育し、そのフンや食べ残しを底床に住んでいるバクテリアが分解し、養分や二酸化炭素を水草が吸い取り酸素を出す。そして魚やエビが酸素を吸う。これが自然の循環サイクルです。
水草だけを育てるよりも、その環境に生き物を入れる方がよりよい環境になるのです。 - アクアリウムの作り方
上記の水草の水槽の作り方と一緒です。そこに水生生物とバクテリアを入れるだけでアクアリムの完成です。
バクテリアはペットショップなどで販売していますので水槽を立ち上げた時に入れておくと環境が整います。
バクテリアの定着は1週間ほどかかりますので始めは水草のみで楽しんで、環境が落ち着いてきたころに水生生物を投入するとよいでしょう。
水槽の環境を整える水草と相性の良い魚や水生生物を紹介
水草と水生生物の相性
魚には水草を食べる種類もいます。大量に食べてしまう場合や、これから育っていく新芽のみを食べる種類もいるので注意が必要です。
- グリーンネオンやモンクホーシャ、ダイヤモンドテトラ
水草の柔らかい部分を好んで食べるので新芽を食べてしまいます。
食べられてしまう水草はハイグロフィラやマヤカなどです。
食べられない水草はミクロソリウムやブセファランドラ、アマゾンソードなどを植えるとよいでしょう。 - プレコ
どんな水草でも食べてしまいます。プレコは水槽の底が生活層になっていて削り落とす食べ方水槽内に生えている水草を食べつくしてしまいます。
水着いてから削って食べるので吸いつけない水草は食べられずに済みます。
フワフワとしているマツモなどを入れるとよいでしょう。 - 金魚
水草は遊び道具でもあるため、どんなにエサを与えても突いたり水草を掘り返して食べてしまいます。特に金魚藻とよばれるマツモやアナカリス、カボンバは金魚のエサであると考え最初から水槽には入れないことをおすすめします。
水槽内のレイアウトにこだわるなら!水草とアイテムの使い方が重要
水槽にアイテムが入るだけで一気に豪華に見えます。定番ですがお洒落に見える水槽内のアイテムを紹介します。
- レイアウト その1 流木
流木は形にが様々で自分の作り出すイメージにマッチした形を設置できるのでレイアウト作りには欠かせないアイテムです。
流木を使用する時にはアク抜きをしてから使用しましょう。大きな鍋で流木を一度煮るとアクが抜けて使用しやすくなります。
流木に水草を縛り付けて定着させたり、そのまま水草と一緒に入れておくだけで水槽に奥行きを出したり、水生生物の隠れ家にできたりとおすすめです。
流木に水草を定着させて売られているものもありますので面倒な場合はそちらを購入して使用するのもよいでしょう。 - レイアウト その2 石
石も水槽のレイアウトによく使われています。隙間を空けて積むと隠れ家にできますし、石の隙間から水草を生やせば自然なレイアウトを作り出すこともできます。石には同じくウィローモスやアヌビス・ナナなどを定着させることもできます。
流木よりも小型で様々な場所のレイアウトとして使用できるのでおススメです。大き目の石を置いて迫力を出したり、数個積んで雰囲気を出したりと大活躍します。 - 成長する水草
水草は放っておけばドンドン成長します。
お手入れしないと伸び放題になってしまい設置当初の面影はすっかりなくなってしまいます。美しい景観を維持する為にはトリミングは必須になります。トリミング用のハサミも是非用意しておきましょう。