丈夫な水草「マツモ」の増やし方 効果的な育て方と溶け予防方法

マツモは手に入りやすく、丈夫で育てやすい水槽飼育の定番の水草です。一度購入すれば増やして他の場所に植えたりもできるので自分でマツモを増やしてみましょう。効果的な育て方や増やし方、枯れる原因なども紹介します。また、マツモは環境が良ければ花を咲かせたり、実が成ったりします。生き物と一緒にマツモの育成も楽しんでみましょう。

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安価で育てやすい「マツモ」の特徴を解説!自然界の生息地を知り育成に役立てよう

自然界でのマツモ生息地

マツモは日本の全土で生育しており、湖や沼、ため池などに多く生えています。また、流れが緩やかな場所を好むので田んぼの用水路や河川なども生育域です。浮いているだけは川などであれば流されてしまうので、仮根を底に挿しこみ流れないように定着する場合もあります。

日本全国で生息が確認されているため、水温も幅広く16度から30度に適応できます。ただし、水が完全に凍ってしまう環境下では生息はできず枯れてしまいます。

マツモの特徴

茎を延ばして成長していき、茎の出っ張りから新しい芽を出し枝分かれしながら大きくなっていきます。

水槽内でカットしないで育てるとどこまでも長く育っていきますので途中でカットして剪定を行いましょう。自然下ではそのまま成長していくので1メートルを超える場合もあります。

水槽内の栄養が豊富な環境の場合には多くの栄養を吸い取り1か月ほどで水槽を埋め尽くすほどの成長力をみせることがあります。多くの栄養を吸い取る特徴があるので水槽内の浄化役として人気があります。

育成に役立てる

自然下の環境を育成に役立ててマツモを増やすには、流れが弱い場所や、水温が凍らない16度以上の環境であれば生息可能です。

温度が上がりすぎない環境であれば屋外で育てることもできるので、水槽から出して栽培用として外の光をたっぷり当てて育成させてもよいでしょう。

マツモの育て方の基礎知識!植え方も合わせて学び増やしてみよう

マツモの育て方

1.水温

屋内でマツモを育てるには水温は25度前後までの温度で育てるようにしましょう。高温な環境ではマツモは枯れてしまいます。水槽に入れた当初は元気でも次第に水草が溶けたりちぎれたりという現象が起こってしまいます。

また、低温に強いので15度くらいまでなら耐えることができますが、徐々に温度が下がっていく環境には耐えられても、丁度良い温度で育てられていたマツモを急に低温の環境に入れれば枯れてしまうので注意が必要です。

2.水質と環境

ペーハーも過敏になることはなく、どの水質でも適応して育てていくことができます。また、マツモは水槽内に肥料を入れたり、二酸化炭素を添加しなくても育ることができる水草なのでこちらは気にせずに育てていきましょう。

3.光量

光量はマツモ育成にとって非常に大切になります。

沢山光が当たる場所ならその分元気で成長も良い状態のマツモを育てることができます。しかし、直射日光は水温を上げてしまうので注意し、当てても午前中の日差しが入る場所を選ぶとよいでしょう。

マツモの植え方

浮遊性の水草なので通常は浮かせて育てますが、水流などで移動してしまう場合があります。

移動しないようにするには直接水槽の砂に植え込んだり、重りを付けて水槽内に沈めておくことで移動を防ぐことができます。

しかし、マツモは光が当たっていない場所は腐ってきてしまうので毎回重り付近の茎を切り、新たに重りを巻きなおす方法をとらなければ他の部分も腐ってきてしまいます。
鉛の代わりにリングろ過材を重りとして使用する方法もあるので試してみて下さい。リングろ過材の穴に数本マツモを通して葉などをストッパーにして抜けてこないようにすればその場に固定することができます。

マツモの簡単な増やし方!育ちやすい環境やカット方法を紹介

マツモの育ちやすい環境

1.室内育成

水槽内で生き物を飼育する環境なら、大抵の場合はマツモも枯れることなく育てていく事ができます。生き物も低温には弱いですし、適度な水質でないと生きられないように水草も適度な環境でなければ育っていくことができないのです。

また、水草に必要な日光が不足するとマツモも枯れれてしまう場合があるので、日光が少しでも当たる場所に水槽を設置するか、ライトを使用して枯れないようにする必要があります。

2.屋外育成

マツモは水温が15度くらいまで耐えられるので春から秋にかけて屋外でも育てることができます。冬などは温暖な地域ではそのまま屋外で越冬することもできますが、水が凍ってしまう地域の場合にはマツモが環境に耐えられないので冬場は室内に入れて育成を行ってください。屋外育成は室内育成よりも日光が長い時間当たり、成長しやすい環境にあります。

しかし、直射日光で苔が生えやすい環境でもありますの置き場所に注意して、場所を変えたり、日陰になる場所を探して設置するようにしましょう。

マツモの増やし方

栄養栄養豊富な水槽ならマツモは栄養を取り込み勢いよく育ちます。水槽の底砂を栄養系ソイルにして水槽を立ち上げれば立ち上げ当初の栄養多可状態でもマツモに余分な栄養を吸ってもらって水槽内の環境も安定しやすいですし、マツモも枯れることなく元気に成長するのでおすすめの増やし方です。しかし、あまりにも栄養が豊富過ぎる水槽では今度は溶けてしまう場合があるので敢えて肥料の添加を行う必要はありません。水槽内にある栄養だけで育てる方がマツモにとってはよい環境となり増えやすくなります。

マツモのカット方法

  1. マツモは茎の脇から芽が出てくるので新しい芽が出たらその下の茎からカットして数を増やすことで量を増やしていけます。カットしないとそのまま茎が伸びていくので長くはなりますが量は増えていきません。適度な長さでカットし本数を増やすことをおすすめします。
  2. カットは普通のハサミや、剪定用の水槽用のハサミなどがありますが使用するのはどちらも切れ味がよいものを使用するようにし、組織を潰さずに綺麗に切れるものにしましょう。
  3. カットする位置は葉の下あたりの茎をカットして新しい芽が出やすいようにしておきましょう。短くカットしてもまた先が伸び始めたり、脇から新しい芽が出てくるのであまり気にしないでカットに挑戦してみましょう。

マツモの溶ける原因!枯れ、溶けを防いでマツモを増やし育てよう

1.栄養不足によるマツモの色の変化

マツモは栄養不足になると色に変化が起こり結果的に枯れてしまいます。枯れて溶けるがな表現ですが、段階を追ってマツモに変化が現れます。
栄養が不足するとマツモの先端が赤くなり、次第に白くなって枯れていきます。白くなったマツモは葉が落ち、最終的には溶けてしまいます。

2.光不足が原因

マツモは光が十分に当たらない場合には白くなり溶けてしまう場合があります。この場合には重りなどで沈めている場合の重り付近の茎や、植え込みしている場合には底砂に植えている部分が多く溶けだした場所から徐々に上に先端に向かって溶けが広がっていってしまいます。

光が当たる場所に水槽を移動したり、ライトがしっかり当たる様に工夫する必要があります。

3.栄養多可すぎる水質

水替えを長く行っていない水槽などは栄養多可状態で水槽が汚れています。ろ過装置を使用していて水槽内が綺麗に見えても、水槽の水に溶け出している栄養素は目に見えません。水槽に多く苔が発生し始めている状態なら環境が悪化している証拠なので水替えを行いましょう。

水質が悪いとマツモはすぐに影響を受けてしまいます。

限界にまで達すると一気に溶けだしてしまいます。溶けてしまったマツモもそのままにしておくと更に水質が悪化するので溶けたものは取り除き水槽内の水をいつもよりも頻度を上げて水替えして悪化している環境を正常な状態に戻しましょう。

4.水温が高温状態

水温が急激に上がる環境では変化に耐えられずにマツモが枯れてしまう原因になります。生き物ももちろん影響を受けますが、上に浮いている状態のマツモであれば一番に影響を受けます。屋外で育成している場合などは直射日光が危険です。

小さな容器ならば温度変化も著しく、生き物が耐えられる環境ではなくなりますので日陰ができる場所に置いたり、変化を自分で確認しながら調整し高温状態を避けるようにしましょう。

マツモの楽しみ方!増やしたら花を咲かせて実を実らせてみよう

マツモの花

マツモは稀に花を咲かせることがあります。一本のマツモから雄花と雌花が咲き受粉して実が成ります。
長くマツモを育成していると白い花とふっくらしたつぼみのようなが咲きます。白い花は雄花で水槽内に花粉を撒き雌花にかかることで受粉します。

マツモに花が咲いたら雌花と雄花が咲いているかどうか確認してみましょう。上手く行けば受粉して果実を見ることができます。

マツモの実

先端が長く伸びた珍しい形の実が成り育つと自然とマツモから取れ下に落ちます。そのまま水槽に入れておいても新しい芽が出ることはほとんどなく、環境の変化によって発芽する可能性もありますが、詳しくはまだはっきりしていません。

実を発見したら水槽内から取り出し観察したり、発芽できないかどうか自分なりに実験してみてもよいですね。