淡水ではなく海水で!サメの飼育方法や価格を解説

サメを飼育する場合には淡水ではなく海水で飼育するのが一般的です。
稀に淡水でも生きられるサメもいますがほどんどは海水で生活しているので同じ環境下で飼育します。
水槽で飼育するのでサイズも限られます。

泳ぎ回らない種類でおとなしい性格のサメなら飼育可能ですので、見た目も格好いいサメを是非飼育してみて下さい。

関連のおすすめ記事

ザリガニの長期飼育向けの適切な水の量、負担が少ない水替え方法

ペットショップで見かける珍しい色のザリガニや、川などにいる野生のザリガニなど大人にとっては馴染みのあ...

ピラニアの飼い方と生態を解説!実は意外に憶病な性格だった

ピラニアといえば鋭い歯で人を襲う印象が強いですが、実は臆病な性格です。ピラニアの種類によっては歯さえ...

初心者から始めるアジアアロワナ飼育、基礎知識と飼育の注意点

龍魚とも呼ばれる美しいアジアアロワワナは熱帯魚飼育者の憧れの魚でもあります。飼育を考えるなら基礎...

ナマズの飼い方。飼育しやすい種類や環境、必要な道具、餌など紹介

ナマズは川などにも生息していてよく見かける魚です。飼育するならあまり大きくならない種類のナマズの...

スネークのヘッドの餌の種類と与え方、初心者のための飼育法も解説

スネークヘッドは雷魚とも呼ばれ、飼育者に人気があります。肉食魚であるので餌も生餌を好む傾向があり...

うなぎは家でも飼育可能!水槽装備も簡単で始めやすい

珍しい生き物を飼育してみようと思ったら、うなぎなんてどうでしょうか?うなぎは飼育難易度も低く飼いやす...

丈夫なサンゴ5選、基礎知識を身に着ければ飼育は初心者でも可能

海水飼育で憧れるのがサンゴです。初心者には難しく感じるサンゴ飼育ですが、基礎知識をしっかり養えば...

ハリセンボンの飼育方法。基礎知識や注意点、飼育道具準備方法

愛くるしい姿のハリセンボンは海水での飼育が必要です。飼育に慣れてくれば人懐っこい姿を見せてくれ、寿命...

タニシとスネールの違い、繁殖を防ぐ方法や増えすぎた時の対策法

タニシが水槽内で繁殖してどこを見ても貝だらけ。購入した覚えはないのに水槽内で繁殖してしまったりと対処...

オカヤドカリの飼い方と長生きさせる3つのコツと水槽レイアウト

貝を背負って歩く姿が可愛らしいオカヤドカリ。一日中見ていても飽きません。そんなオカヤドカリの飼い方の...

おたまじゃくしの育て方!目指せ最終形態のカエルまで

公園の池や湖などで春によく見られるおたまじゃくし。子供の頃ワクワクしながらつかまえてみたことはありま...

イモリ飼育ならテラリウムが最適。簡単な作り方と道具やレイアウト

爬虫類のイモリは水辺の生き物のイメージが強いですが、生体になると陸上で生活します。乾燥した砂などより...

シュレーゲルアオガエルの飼育に適した環境や道具、飼育方法

シュレーゲルアオガエルは聞きなれない名前ですが、日本の田んぼなどでよく見掛けることができる日本在...

初心者でも飼育しやすいカニの種類、飼育方法や環境、餌の与え方

カニの飼育行う場合に気になるのがカニの餌です。なんでも食べるイメージが強いカニですが、長期飼育を...

淡水はNG!サメは海水で飼育する。飼育しやすいサメの種類を解説

ほとんどのサメは海水で生息しているため、飼育するなら海水飼育でなければなりません。

淡水で飼育できるものはサメではなく、名前にサメとついている魚です。
サメは小型でも体長が大きいものばかりですから飼育する際には大きな水槽を用意できる環境であることや、寿命が長い事から最後までしっかりと面倒を見てあげられる場合のみ飼育するようにしてください。

海水で飼育できるサメ

  • ネコザメ
    体長は最長120㎝、寿命10年、エサは貝や甲殻類、性格は温和で混泳もできます。
  • イヌザメ
    体長は最長100㎝、寿命5年、エサはイカや甲殻類、魚の切り身など。性格はおとなしい。混泳はできない。
  • トラザメ
    体長は最長で50㎝、寿命15年、エサはイカやエビ、刺身など。性格は穏やか。肉食のため混泳はできない。

飼育できるサメの価格は!市場には出回らない生態の購入方法も紹介

サメの購入方法

サメを飼育する人の人口は少なく、ほとんどのペットショップでは販売されていない場合が多いです。サメを飼育したい時は、専門のネットショップで購入したり、アクアリウムショップやペットショップに通い店員さんと仲良くなって情報を貰うのがよいでしょう。また、個人のアクアリウムショップなどでは、サメを飼育したい熱意を伝えればお店に入荷してくれる可能性もあります。まずは近くのアクアリウムショップを訪ねてみて下さい。

サメの購入価格

サメの価格も店によって値段の幅が広いので調べてみる必要があるでしょう。予算として考えておくならば、一万円前後としておくのが適切です。

  • ネコザメ
    価格3000円から(大きさによっては1万円以上する場合もある)
    ネットの購入もできますが、輸送のダメージなども考えるとアクアリウムショップに相談してみる方がよいでしょう。
  • イヌザメ
    価格5000円から。卵から孵化させる飼育法もあり、卵の価格は8000円程度になっています。
  • トラザメ
    価格5000円から。価格には変動がありますのでネットやペットショップ、アクリアリムショップなどに尋ねてみましょう。

淡水魚ではなく海水魚!海水でのサメの飼育に必要な水槽の大きさ

体長の大きなサメは海底でじっとしている種類ならさほど余裕がなくても問題ありませんが、泳ぎ回るばあには少し大きめを用意してあげる必要があります。
ですからサメの飼育には基本的に120㎝の水槽をおすすめします。

サメの種類別水槽の大きさ

  • ネコザメ
    ネコザメに適した水槽は120㎝です。最長で全長120㎝ほどにもなりますが、自然界で生きている場合の大きさで、水槽で飼育される場合は最長まで成長しずらくなっているので水槽の大きさも120㎝で十分な場合が多いです。ですが、大きく成長している場合や狭そうな場合には180㎝の水槽に移すようにします。また、稚魚から育てる場合でも1メートル近くには成長しますので初めから大きいめの水槽での飼育をおすすめします。
  • イヌザメ
    イヌザメの体長は100㎝ほどになりますので、水槽の大きさも180㎝ほど必要です。イヌザメは卵からの飼育が可能です。最初は小さめの水槽でもよいですが、途中から水槽の入れ替えをおすすめします。最終的には大きく成長しますので、水槽を変えるときには180㎝を用意するようにしましょう。
  • トラザメ
    トラザメは体長が小さめで50㎝ほどですが水槽が狭いと泳ぎ回れずストレスを与えてしまいます。
    少し大きめの120㎝の水槽を用意するようにしましょう。

サメの飼育

サメを飼育するためには海水が必要になります。
海水はお店で海水の元を飼ってきて自分で作るか、海水が作られた状態で売られているものを購入して使うかのどちらかになります。
大きな水槽に海水を投入するだけでもかなりの作業になります。
また、水替えも週に一回は行うようにします。全部を取り替えないくてもよいので三分の一を水替えするようにして下さい。

サメと名前がついてるがサメではない種類を紹介!飼育も可能

サメという名前は付いていますがサメではない種類の魚も多数います。見た目がサメににているので「サメ」と付いているだけです。
しかし、見た目が似ていればサメとして飼育している気分を味わうことができますし、本物のサメよりも入手しやすい場合もあるのでそちらに変更してみてもよいのではないでしょうか。
  • チョウザメ
    サメとよく間違えられる代表的な魚の一つです。サメとは違い淡水で飼育ができる古代魚です。
    1mにも成長しますのでサメ同様大きい水槽での飼育が必要となります。
  • コバンザメ
    よくジンベイザメや大きな魚にくっ付いて泳いでいる姿を見かけます。サメではなくスズキの仲間です。
    80㎝ほどにまで育つので大型の水槽が必要です。

淡水で生きられるサメはオオメジロサメのみ!狂暴で飼育は無理

淡水で生きられるサメは今のところオオジロサメのみとされています。これは、サメの塩分濃度が高いため、淡水に対応できないことが原因です。
塩分濃度が高いと淡水に入った場合、破裂してしまうので生きることはできません。
しかし、オオジロザメは淡水に適応できる腎臓をもっていて海から川へも適応できているのです。

オオメジロザメは体長も大きくなりますし、何よりも性格が狂暴であることから人々に恐れれる存在です。飼育は難しいので淡水のサメは飼育しないようにしましょう。