初心者から始めるアジアアロワナ飼育、基礎知識と飼育の注意点

龍魚とも呼ばれる美しいアジアアロワワナは熱帯魚飼育者の憧れの魚でもあります。飼育を考えるなら基礎知識と飼育に必要な道具やエサなどを学んでから行いましょう。アロワナは幼魚の場合は小さくても最終的に70㎝前後まで育ちますので必要な水槽のサイズや、水槽の維持費なども合わせて解説。最終的に飼育できなくなる事態を防ぐために飼育前に知識を学んでから飼育するようにしましょう。

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アジアアロワナの飼育前に!基礎知識を学んで飼育可能か判断する

アジアアロワナの特徴

体長は60㎝から80㎝ほどのにまで成長します。幼魚の時は小さく普通の魚と変わりありませんが、成魚として成長すれば肉厚で迫力のある姿になります。

アロワナは比較的高価ですが、その中でも更に値段が高く4万円ほどにもなります。

色合いや鱗もしっかりているので観賞魚として人気があります。また、原種のアジアアロワナは絶滅危惧種に指定されているので販売されているのは養殖され輸入されたものになります。

アジアロワナの寿命

飼育する上で一番重要なのは寿命です。

アジアアロワナは15年から20年ほどの寿命があり、飼育するなら長期間になります。飼育する場合には自分で最後まで面倒を見れる年齢であるか、長期間維持費を払い続けられるかなども考えておかなくてはなりません。

輸入されたアロワナにはチップが埋め込まれていて個別で判断できるようになっています。飼いきれなくなるようなことがないように飼育は慎重に判断してください。

アジアアロワナの体の色と価格

アロワナにも種類がいてその中にアジアアロワナが存在します。

更にそのなかでも種類があり、色合いによって種類分けされています。
色合いによっては珍しいものもあり、販売される価格も高くなります。金色の「過背金龍」は6万円前後で販売されていますし、赤色の「紅龍」や緑がかった「青龍」、黄色の「黄龍」は3万円前後となっています。

アジアアロワナ飼育の注意点!飼育に必要な初期費用と維持費を頭に入れておく

飼育の注意点

アロワナは成長すると大きくなるのでそれに合わせた水槽が必要になります。大型の水槽は高価で、何度も買い替えるのにもとてもお金が掛かります。最終的に育つ大きさを考えて最初から大型の水槽で飼育するのがよいでしょう。

必要な経費

1.初期費用

水槽やオーバーフロー装置など大型水槽用の物を購入しなければならないので通常のアクアリウム用品とは比べ物にならないほど高くなります。

  • 水槽なら180㎝のもので14万円から15万円程度、ろ過装置だけでも3万円前後掛かります。
  • ライトなども3万円から4万円ほど掛かり、ヒーター、エアレーション装置などで1万5千円ほど掛かります。
また、アジアアロワナ自体も種類によって金額が異なりますので金額に差が出ますが、アジアアロワナを3万円前後として計算すれば全部で24万から26万ほど掛かってきます。

2.維持費

電気で動かす水槽器具は24時間使用し続けます。その為ため電気代が掛かってきます。フィルターやライトで2、3千円ほど掛かり、その他にエサ代も2千円ほど掛かります。また、ヒーターも月に1万円前後は掛かるので総額で月に1万5千円ほど掛かると考えておきましょう。

アジアアロワナの飼育に必要な道具を紹介!水槽レイアウトも紹介

1.水槽

大きさはアジアアロワナが最大に成長しても余裕があるサイズを選びましょう。買い替えをする場合には小さめでも良いですが、買い替えを行わないなら余裕をもったサイズを最初から用意することをおすすめします。

おおよその大きさは予想できても、最大サイズがどのくらいになるかは誰にもわかりません。小さめで飼育させるのはストレスも溜まってしまいますし、水槽から飛び出す事故も起きてしまうので注意しましょう。

水槽の目安は150㎝から180㎝の水槽です。

余裕を持った水槽サイズにするならば奥行きがある水槽がよいでしょう。アロワナは縦に長いので方向転換する時にも奥行きがないと身動きが取れなくなってしまいます。

2.ライト

水槽自体が大きいため、それに見合ったライトとなるとかなりの大きさになります。水槽を動かすことがないのであれば天井から吊るすライトを設置したり、水槽内に設置するライトを使ってスポット的に照らしましょう。

3.ヒーター

アジアアロワナは熱帯の魚なので水温も温かい温度を好みます。ですからヒーターの設置が絶対に必要になります。

水温は25度から30度が適温なので温度計などで温度を確認しながら飼育するようにしてください。

4.ろ過装置

エサが生餌の場合は水槽の水が汚れやすいのですが、アロワナの場合は一口で餌を飲み込んでしまうため、思ったよりは水は汚れにくいです。ですが、飼育していればフンなどで水槽は汚れていきますのでろ過装置は必要になります。

おススメのろ過装置は上部ろ過装置ですがライトを上部に設置する場合にはライトを優先して他のろ過装置を設置する工夫も必要になります。
外部式のろ過装置や、オバーフローろ過装置なども管理しやすいので設置しやすいものを選びましょう。水槽を設置する際に棚を作る場合には下にスペースを作りろ過装置を置けるようにするとすっきり収納できます。

水槽のレイアウト

アジアアロワナを水槽で飼育する際に、砂や流木、水草などは入れず生体のみを入れて飼育する方法がおすすめです。大きな水槽を管理するにはなるべく手間を掛けずにお手入れ出来る方が長期的な飼育を行いやすいのでまずは何も入れなベアタンクでの飼育から始めてみましょう。

アジアアロワナのエサは!栄養バランスを考えるなら生餌で飼育

生餌は自分で管理しながら餌として使用していきます。どんな種類でも比較的食べてくれるので選ぶ時には管理のしやすさや、自分の耐えられる虫などを選んで与えるようにして下さい。

1.代表的な生餌は「コオロギ」

自然界に生息しているコオロギを餌にしてもよいですが、農薬を使用した食べ物を食べている場合にはアロワナに影響を及ぼしてしまう可能性があるのでなるべくエサ用のものを購入するようにしましょう。

2.値段の安さなら「ジャイアントミルワーム」

ジャイアントミルワームは脂肪分が多く、食べ過ぎると寿命が短命で終わってしまう場合があるので、栄養バランスを考えながら他のエサと併用することをおすすめします。

3.成魚に与えるなら「アフリカツメガエルや金魚」が栄養豊富

しかし一匹当たりの単価が高いので数匹購入してエサ用に育てて増やしていくことをおすすめします。

生餌以外のエサ

稚魚のエサに向いているのは「冷凍赤虫」や「人工餌」

人工餌はアジアアロワナに必要な栄養素がバランスよく含まれているので稚魚を育てるのに適しています。また、生餌以外を食べる成魚にも定期的に与えるようにすれば栄養の偏りも抑えることができます。

「乾燥エビ」は赤色のアジアアロワナの色を綺麗に発色させるためにも効果的です。また、生餌で足りない分の栄養素を補うために与えるとよいでしょう。

長寿命のアロワナを飼育するときは最後まで責任をもって飼育する

アロワナは飼育し始めると10年単位になるため長期飼育になります。水槽も大きなサイズを設置しなければなりませので飼育も大掛かりになります。また、水槽が大きいので設置場所も気を付けなければなりません。水道代や電気代などの維持費も高いです。飼育するには最後まで責任をもって飼育する覚悟がなければなりません。

美しいアジアアロワナの姿は手間を掛け、お金を掛けてでも飼育する魅力と価値があります。飼育を考えている場合には双方を考え、周囲の意見も聞いたうえでの判断をしてください。