タニシが水槽内で繁殖してどこを見ても貝だらけ。購入した覚えはないのに水槽内で繁殖してしまったりと対処に困る場合があります。そんな場合の対処方法と駆除の方法を紹介します。また、増えていく貝をタニシだと勘違いするケースもよくあります。繁殖の仕方で違いを確認できますので、水槽内を観察して自分の水槽で繁殖している貝がどの種類なのかを確認し、大繁殖を防ぐようにしましょう
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タニシとスネールの特徴を比べて繁殖を防ぐ知識を身に着ける
タニシの特徴
- タニシは水をきれいにしてくれる水槽内の掃除屋さんで、貝のスクリューのように巻かれている向きが他の貝と異なる右巻きをしています。
- 貝の入り口に蓋ができるようになっています。
繁殖も二匹いれば行うことができますが、繁殖すると一度に40匹ほど生まれるので繁殖させたくない場合には一匹のみの飼育を行うようにする必要があります。
スネールの特徴
ペットショップなどで購入することができますが、多くは販売されている水草にくっ付いて水槽内で繁殖するパターンが多いです。水草に付着しているときは稚貝で小さく発見することが難しい状況です。水草を水槽内に導入してしばらくたったころに大きくなったスネールを発見したり、すでに繁殖している状態を発見したりする場合が多くみられます。
二匹いれば確実に大繁殖してしまうので水槽内に姿を確認したらすぐに駆除するのがおすすめです。
繁殖する原因!タニシとスネールが好む環境を理解すれば爆殖を防げる
繁殖する原因
タニシやスネールが好む水槽環境である場合に一気に繁殖が進む可能性があります。
タニシもスネールも水槽の底に溜まった汚れを食べたり、コケを食べながら成長していきます。水槽内に汚れが溜まっていればいるほど食べられるエサがあるという事なので繁殖しやすい環境になります。
タニシの好む環境
タニシは田んぼや用水路に住んでいる生き物です。
自然界のタニシの住んでいる場所を思い浮かべてみればどんな場所がタニシの好む場所なのかがわかってくるでしょう。タニシは日当たりの良い場所で流れが穏やかな場所で生活しています、水槽内でも温度が一定で水流が強くなければタニシにとっては良い環境となります。
スネールの好む環境
スネールはアルカリ性の水質を好みます。
水槽で熱帯魚などを飼育する場合には弱酸性に近づけた環境で飼育を行なう場合が多いですが、水槽内にレイアウトしている石や貝殻がある場合にはカルシウムなどが溶け出しアルカリ性に近づいた水質になる場合があります。
タニシとスネールの違い!繁殖の仕方で違いを見抜く方法
ニシとスネールは同じ貝類であることから、総称してタニシと呼ばれてしまうことがあります。
タニシとスネールでは繁殖のスピードが大きく違います
また、一番の違いは、タニシは卵から生まれないということです。タニシは成体のメスの体から孵化した稚貝を産みます。一方スネールは卵から生まれます。
また、スネールは一度卵を産んだあとでも数回産卵するので一気に大繁殖してしまいます。
タニシとスネールの大繁殖を防ぐ方法!大切なのは水槽環境
タニシの繁殖を防ぐ方法
繁殖を防ぐには、汚れを溜めすぎない水槽環境が必要です。
また、コケが大量に生えている環境かでも増えやすいのでコケが生えるほどの栄養多可な水槽を作り出さないことが大切になります。水槽内の水替えを定期的に行い増えすぎないように調整しながら上手に飼育していくことが大繁殖を防ぐ鍵となります。
スネールの繁殖を防ぐ方法
スネールは水質がアルカリ性であれば増えやすいので、水質を弱酸性に維持するように心がけましょう。
また、スネールは一度増えてしまうとあっという間に収集が付かない状況にまで追い込まれてしまいます。生まれたばかりの稚貝を見つけて水槽から取り出すのはほとんど無理です。
タニシやスネールが増えすぎたら…繁殖を抑えるために駆除も検討する
増えすぎたら考える事
タニシやスネールは水槽内に天敵がいなければ生まれた分確実に全てが成体に成長します。
生まれる数はタニシで1回に40匹前後、スネールで多い時には100匹程度生まれます。繁殖させるつもりがなくても繁殖してしまったときには、貝たちには申し訳ないけれど駆除も考えなければなりません。
駆除の方法
水槽内で発見したらピンセットで一体ずつ取り除いていく方法や、水槽を綺麗に保ってスネールの食べ物を減らし、スネールを餓死させる方法、駆除剤を使用して行う方法などがあります。
完全に除去する為には水槽内をリセットする方法もあります。しかし、リセットは水槽内に残っている貝を完全に全滅させる必要があるので水槽内のレイアウトを完全に消毒もしくは乾燥させて生きている生物を無くす必要があります。