アクアリウムに挑戦。簡単にできる小さい水槽の美景の作り方

アクアリウムに挑戦したいけれど自信がない。そんなときは小さい水槽から始めてみましょう。小さな水槽なら水槽に必要な道具も少量で済みますし、簡単にレイアウトも作ることができるのでおすすめです。

水草と水生生物のコラボで作り出す美景や、生き物を飼育しない水草だけのアクアリウムもご紹介。自分に合ったアクアリウムを楽しみましょう。

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アクアリウムとは…まずは小さい水槽で始める!簡単3ステップ

アクアリウムとは

アクアリウムとは水槽の中で魚や水草を育てることをいいます。では普通の水槽飼育といったい何が違うのかというと、実のところほぼ変わりません。水槽で生き物や水草を飼育する趣味そのものをアクアリウムと呼び定義などはほとんどありません。自分がアクアリウムと呼べは水槽に生き物とレイアウトだけの水槽でもそれは立派なアクアリウムと呼べるのです。
形式にこだわらずに、生き物の飼育を楽しんでいきましょう。

アクアリウムの始め方

アクアリウムを始める為には、まず海水飼育を行うか、淡水飼育を行うかを選ぶようにしましょう。海水飼育も方法さえわかれば初めてでも飼育可能ですが、必要な道具が多いため簡単に飼育というわけにはいきません。

簡単にアクアリウムを始めるなら淡水飼育をおすすめします。

また、飼育する生体もこの時に選んでおきましょう。熱帯魚にする場合にはヒーターが必要となるため少し手間が必要となる場合があります。
簡単に飼育するのならメダカやエビなどの生体が向いています。

小さな水槽で始める場合は、水槽に底砂を入れるかどうかも決めておきましょう。見た目を重視する場合には綺麗な底砂や砂利なども販売されているのでそちらを入れると良いでしょう。
底砂を入れたら水草も浮かべたり、植え付けたりすると水草が光合成を行い水槽内に酸素を出してくれるので水槽内の環境を良くしてくれます。

アクアリウムの注意点

アクアリウムで生き物を飼育する場合には、餌やりと水替えは必ず行わなければなりません。特に水替えは面倒くさがらずに行わないと生き物が病気になったり、全滅してしまう可能性もあります。
簡単に飼育はできますが、継続して飼育していくこと、多少の手間はかかることを十分理解して始めるようにして下さい。

小さくて簡単なアクアリウム作り!基本のレイアウトを紹介

基本のレイアウト
アクアリウムを作るには基本の3つのものが揃えば完成です。水草は水中に入れている状態ではなく植え付けておくほうが綺麗なレイアウトに仕上げることができます。

  • 水草
    アクアリウムの基本は水草です。ライトを使わずに簡単なアクアリウムにするならば光が当たらなくても育ちやすい水草を使用するとよいでしょう。
  • 底砂
    水草をしっかり育てる為には底砂が欠かせません。底砂にはソイルと呼ばれる玉上の粒のものや、目の細かい砂、砂利、カラフルな彩り石と様々です。お洒落な水槽にしたい場合には綺麗な彩り石などをしようしてみるとよいでしょう。
  • 生き物
    生き物が水槽内に入ると動きがでてそれだけで水槽に毎日目が行くようになります。可愛らしい動きを毎日見られるので癒されます。

アレンジ方法

水草だけでは水槽内が寂しい場合は、少し大きめの石を配置したり流木を入れて見ると雰囲気がガラリと変わります。
また、立体感を出すために水草を水槽の奥や手前に設置し、その間に流木や石などを配置するとインテリアとしても使用できる美景の水槽になります。

アクアリウムを長期的に継続させるなら!小さい水槽でも簡単な装備が必要

アクアリウムを長持ちさせるためには

  • バクテリアを増やす
    バクテリアを増やすとそれだけ生き物のフンやエサの残りを分解してくれる量が増えます。少しのバクテリアしかいない場合には分解が追いつかずいつまでも残ったままになってしまいます。その状態が続くとフンやエサの残りが水に溶けだしてしまい水質がすぐに悪化してしまいます。
    バクテリアを増やすには時間が必要になります。バクテリア液を購入してアクアリウムに投入しておけば増えていくわけではなく、バクテリアが住み着き増えていける環境がないと水中内でバクテリアは壊滅してしまいます。
    バクテリアの住処である底床を設置し、多孔性のあるものを使用し定着できるように環境を整えましょう。
  • ろ過装置を設置する
    ろ過装置も必要な道具です。長期的に継続させる場合には水替えの頻度を緩めてくれる働きもあるので是非ろ過装置を設置して汚れを取りながら飼育するようにしてください。また、ろ過装置にもバクテリアが住み着きますので掃除の際には軽めに洗うようにしましょう。
  • 水草の成長を促す
    水草は基本的には光がないと成長していけません。中には少量の光で成長できる種類もありますがほとんどは強い光を長時間必要とします。水草を枯れさせないためにはライトの設置も必要になります。

設置方法

ろ過装置の設置の仕方は上に装着するタイプなら水槽の上に置いて使用し、中に入れるタイプなら中から外に向かってホースを出して管理します。側面に引っかけて使用するタイプもあるので小さな水槽の場合には置き場所によってろ過装置を選ぶとよいでしょう。

ライトも水槽の上部に設置して上から光を当てるようにします。上部タイプの他には側面に挟んで使用するタイプのものもあります。

簡単なアクアリウムなら水草だけでも!小さい美景を作る方法

生き物を飼育しないアクアリウム

アクアリウムには生き物を水槽に入れないで、水草のみを育てる場合もあります。この場合は生き物を気にしなくてもよいので直接日光に当てて育てても問題ありません。
また、餌の心配もないので気兼ねなく育てられます。

水草だけで楽しむ

水草だけで楽しむアクアリウムなら簡単に美景を作り出すことができます。
しかし、水槽に水草だけとなると二酸化炭素が足りなってきます。生き物が二酸化炭素を吐き出してくれれば水草にとって丁度よい量を毎回確保できるのですが、生き物がいない場合には二酸化炭素を水槽内に注入する必要がでてきます。
生き物を飼育しても、水草だけでも管理は必要になりますので注意しましょう。

美景を作り出すためにはレイアウト作りが大切になります。
立体感を出すために、水槽の奥のソイルを高く配置したり、手前に背の低い水草を配置して奥には背の高めを配置したり、手前から奥に向かって水草の色を濃くグラデーションのように配置したりすると美しい風景になります。

風景を切り取ったような水槽

一面緑のじゅうたんのような風景、そこに岩や流木が配置されていると風景を切り取ったような水槽を作り出すことができます。
切り立った岩場を表現するには大き目の尖った石などを沢山配置したり、コケを岩場に生やすことによって日本庭園のような水槽を作り出すこともできます。
流木を多めに配置することでアマゾンの川底のような風景を演出することもできます。
また、思い切って水槽の外に流木や石を飛び出させてダイナミック感をだしても見ごたえ抜群の水槽にできます。

簡単で小さいアクアリウムならミニアクアリウムがおすすめ

アクアリウムのアレンジ

水が入り生き物が生きられる環境であればアクアリウムを作ることができます。では、小さな空き瓶や花瓶でもアクアリウムとして成立するのか。その通りです。水槽だって水を入れる容器と変わりません。安定感と壊れにくさがある分水槽をおすすめされますが、生き物が育てられる環境ならどんな入れ物だって構いません。
水替えを頻繁に行えるなら、小さいビンでミニアクアリウムとして生き物を育ててみましょう。

ボトルアクアリウムの飾り方

水草だけいれて飾っても立派なボトルアクアリウムになりますので気軽に始めてみましょう。

机の上に水や緑があるだけで癒されますし、蓋をしておけば中身がこぼれる心配がないので飾りやすくておススメです。もちろん生き物を入れて飼育しても構いません。ただし生き物を入れる場合には蓋は閉め切らずに空けて置くようにして下さい。