水槽用ヒーターが故障した時の生き物への影響と対処方法を紹介

水槽用のヒーターの故障は突然起こります。注意していても気が付けば水温がとんでもない温度になっていたり。そんな場合は一刻も早く対処したいところです。水温が低くなっている場合や、高温になってしまっている場合の症状や対処方法を紹介します。また、故障の原因の突き止め方も紹介。ヒーターの故障が原因か、サーモスタットの故障が原因かを見つけ出し交換し魚が住める環境を取り戻しましょう。

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水槽用ヒーターの仕組みを紹介!故障の原因を突き止めるためには仕組みを理解する

水槽内の温度を上げるために必要な道具で、ヒーターが熱を上げることによって水温が上昇します。水の中でのみ使用することができ、ヒーターが稼働している最中に水中から出したり、水の外で放置すると空焚き状態となりヒーターから発火する危険があるので必ず水中のみで使用するようにしましょう。

また、直接触れると魚も火傷する可能性があるので大型の魚を飼育するときなどは水槽のサイズに余裕があるものを選び、狭すぎてヒーターにぶつかってしまわないようにしましょう。

ヒーターのみの設置だとひたすら温度を上げるだけなので水温がどこまでも上昇を続けてしまいます。

サーモスタットと合わせて使用することで温度の上昇を抑えることができるようになります。

サーモスタット

温度を調節するスイッチの役割を果たします。サーモスタットのみでは水温を上げることはできません。ヒーターに接続して初めて役割を果たすので必ずヒーターを購入した場合にセットで購入するようにしてください。

サーモスタットは温度を感知するセンサーが付いていて水槽内に設置して温度の変化を見てくれています。

温度設定ができるので決めた温度以上になればスイッチが働きヒーターを止めてくれて、設定温度より低くなるとヒーターの電源を入れて温めてくれます。

ヒーターとサーモスタットの故障

1.ヒーターの故障

ヒーターが故障すると温めることができなくなるので水槽の温度は上昇せず室温かまたはそれ以下の温度にまで下がってしまいます。

5月から10月くらいまでならヒーターが故障しても室温は大幅に下がりませんので影響は少しで済みますが、真冬であれば室温もかなり低く、水槽温度を25度くらいにしていた場合には急激に温度が下がり環境が大きく変化するので生き物の体調が崩れてしまう可能性があります。

故障を見つけたらヒーターだけ交換を行うようにすれば機能が回復します。

2.サーモスタットの故障

ヒーターの温度調節を行うサーモスタットが故障した場合には、ヒーターを止めることができなくなるので水槽内の温度がどんどん上昇してしまいます。気が付くのが遅くなると水温は40度近くまで上昇してしまったり、長時間高温が続くと生き物の命も失われてしまう可能性もあります。故障を発見したらサーモスタットのみを交換し、動作がきちんと行われているかどうか確認してから使用するようにしてください。

3.両方が一緒になった装置の場合

ヒーターにサーモスタットが内蔵されているものもあります。温度が初めから固定されていて決まった温度以上は設定できないもと、温度調節が可能なタイプがあります。どちら側かでも壊れてしまえば上記のような水槽の状況になってしまいます。温度低下か温度上昇です。内蔵型は故障すると全部買い替えになるのでどちらが故障しているかの判断は行わず取り換えを急ぎましょう。

水槽のヒーターが故障した時の魚への影響は…高温状態と低温状態の症状

高温状態の生き物の症状

サーモスタットが故障すると水温が上昇し続け、水槽内の生き物が酸素不足になり水面で口をパクパクさせ始めます。

高温過ぎると次々と生き物が死んでしまいます。水槽は飼い主が意識して見ていないと気が付きにくいので、水温上昇で命を落とすパターンが多く見受けられます。

低温の症状と違い、高温は耐えられなく温度が決まっています。たった数時間で温度が上昇してしまうため、対策が立てにくくなることがあります。

低温状態の生き物の症状

低温状態が続くと水槽内の生き物はじっとして動かなくなってしまいます。さらにそのまま低温が続くと水槽の底で横たわったり、そのまま死んでしまう場合があります。熱帯魚の場合には耐えられる水温が20度前後となっているのでそれを下回る場合には最悪命を落としてしまいます。

低温で耐えられる生き物でもあまりにも温度が低すぎる場合には病気を発症させる場合がります。

数日程度の低温であればそこまで影響はでませんが、期間が長期にわたると生き物への影響が大きく出始めますので水槽の温度チェックは毎日行うようにしましょう。

水槽用ヒーターの故障は突然起こる!悲劇を防ぐためにできること

水槽内の温度計のチェック

ヒーターは半年に一度、または一年に一度の交換がすすめられています。それだけ消耗品であり、壊れる可能性がある機器でもあります。

また、機械ですから不良品であったり、使用してすぐ壊れてしまうものもあることを念頭に、ヒーターに異常が見られたらすぐに発見できるように毎日水温のチェックを怠らないようにする必要があります。

ヒーターを設置する場合には合わせて温度計も必ず一緒に設置して毎日朝と夜に温度を確認するようにしましょう。

高温を防ぐために

サーモスタットが壊れると温度調整ができなくなり、ヒーターのみが作動を続け水温が高温状態になってしまいます。気が付くのが遅くなればそれだけ水温も高くなり、生き物の生存確率が下がります。
サーモスタットの暴走を予防することで悲劇を防ぐことができます。

サーモスタット付属のヒーターと、別付けのヒーター、サーモスタットを使用して片一方のサーモスタットが故障しても別のサーモスタットで抑制することができるので調べて実施してみてください。

保証期間内なら交換を

基本的には保証期間内ならネット販売でも販売元や製造元に連絡すれば交換はしてもらえます。保証期間は半年から1年程度なので保証書は必ず取っておくようにしましょう。

また、使用できるからといって製造元がうたっている使用期間以上使用すると故障が起きやすくなりますので、大切な生き物の命を守るためにも定期的なヒーターやサーモスタットの交換を強くおすすめします。

水槽用ヒーターの故障で水温が低下したら…対処方法を紹介

水温低下からの温度上昇

ヒーターの故障で水温が低下している場合には、それ以上水温が下がらないようにする必要があります。

室温が低ければそれに比例して水槽内の温度も下がっていきます。
新しいヒーターがあるのであれば取り付け直し温度を改善させることが望ましいですが、予備が無く一晩そのままで過ごす場合には、部屋の温度が下がらないようにする必要があります。

夏場などならそのままでもほとんど問題ありませんが、秋や冬、寒冷地などは一気に水温が下がる可能性があります。暖房をつけて水温が今以上下がらないようにしてください。

やってはいけないこと

水温が下がてしまうことが心配で水槽内に熱くしたお湯を投入したり、ペットボトルにお湯を入れて水槽内に浮かべたりするのは危険です。水温が短時間に変化しすぎると生き物体調が更に崩れます。ヒーターの故障で一気に水温が下がり、今度は熱いお湯を入れて一気に水温が上昇すれば白点病になってしまう可能性がありますので注意しましょう。

新しくヒーターを設置する場合

室温まで下がった状態の水槽の温度をヒーターを使って25度前後まで戻そうとするとヒーターはフル稼働し、一気に温度を上げようとします。水槽内に生き物がいる場合には要注意です。一気に2度以上の水温が上がると生き物は体長が崩れ病気の原因になるので徐々に温度を上げていくようにしてください。

一日掛けて温度を戻してあげるか、時間が無い場合には1時間に1度くらいのペースで温度を上昇させて元の温度に戻すようにし、真冬などの場合には2日ほどかけて温度をゆっくり上げていくようにしましょう。

水槽用ヒーターが故障!水温上昇でやってはいけないことと対処方法

水温上昇からの温度低下

ヒーターの故障で水温が上昇している場合には、すぐにヒーターの電源を切り温度がそれ以上あがらないようにしましょう。すでに温度が35度から40度を超えている場合には、一刻も早く別の水槽に移すようにします。そのまま水槽に入れておくよりも、急激な温度変化にはなりますが別な水槽に移した方が生き物が助かる可能性はあります。

また、手間がかかりますが、水換えを行い温度を下げる方法も可能です。水槽内の水を抜き新しい水を入れて水温を下げましょう。こちらも温度が急降下し生き物にダメージがありますが、そのままの水槽に入れておく方が命の危険がありますから早めに対処しなくてはなりません。

やってはいけないこと

水槽の温度が下がるまで待つことは避けましょう。水温が30度くらいの状態でヒーターの故障が発見されたならそのまま温度が下がるまで待てば問題はありませんが、すでに水槽内の生き物に影響が及んでいる場合には放置はできません。

ですが、焦りのあまり一気に冷たい水を入れたり、氷をいれて急激に温度を落とすことはしないようにし、出来る限り徐々に温度を下げるようにしましょう。

水槽の管理

高温状態になった水槽でも水槽内のバクテリアは全滅ずに生き残っています。

生き物が死んでしまい腐敗している場合には水替えが必要ですが、生き物が生きている場合にはそのまま水槽を維持していくようにしましょう。水草等も数日かけて影響が出てくる場合があるので注意し、枯れてくるようなら水槽から取り出して水槽が汚れないようにしましょう。