水槽の黄ばみなどを吸着してくれる活性炭はそのまま水槽に投入するよりも効果的に効力を発揮させる方法があります。水槽内の着色に困っている場合には是非活用してみましょう。また、使用期限があるので長期間の使用ではなく定期的に交換を行って水槽内の環境を整える必要があります。活性炭に変わる代用品や、気になる他の有害物質を吸着するアイテムも紹介します。
関連のおすすめ記事
水道水に含まれるカルキの除去方法。水槽に影響のない水の作り方
水槽に水を入れる前に絶対に行わなければならないカルキ抜き。水道水にはカルキが含まれていて、水槽内で飼...
ペットボトル水槽で簡単生き物飼育、作り方と立ち上げ、管理の仕方
生き物を飼育したいけれど水槽を用意することが出来なかったり、スペースがない場合にペットボトル水槽でも...
飼育水槽で水耕栽培「植物、野菜栽培が可能」水質浄化効果もあり
水槽飼育を行なっていると悩まされるのが栄養多可な水質と、苔の発生です。これらは、水替えを定期的に...
水槽バックスクリーンは自作できる!100均アイテムで代用可能
水槽を設置したときに後ろの家の家具が透けてしまい生活感が丸出しに!お洒落な水槽を目指すならバックスク...
水槽内のアンモニアの発生原因と予防対策、生き物への影響を解説
水槽内にアンモニアが溜まっていくと生き物に影響が出始めます。そのままにしておくと命の危険も生じて...
水槽の白濁が治らない時の対処方法、ろ過装置と吸着材の併用が鍵
白濁は水槽を立ち上げたばかりのときに発生しやすいトラブルです。水槽内では濾過環境が出来上がっ...
外部フィルターにはエアレーションを設置。必要な理由と効果を解説
外部フィルターだけを水槽内に設置すると酸素が不足してしまう場合があります。酸欠を解消するためには...
活性炭の効果を知って水槽環境を整える!活性炭の吸着の仕組み
活性炭の能力
活性炭には吸着によって水槽内の水の黄ばみや臭いを取り除いてくれる能力があります。水の黄ばみはフィルターでも取り除くことが出来ない他、バクテリアでも分解しきれないので代わりに取り除ける道具が必要になります。
活性炭の吸着の仕組み
活性炭には小さな沢山の穴が空いています。水槽内に投入することでバクテリアが分解しきれなかった臭いの元となる汚れや黄ばみの原因となる汚れが小さな穴である気孔に入り込むことで除去される仕組みです。
注意点
活性炭は汚れの他に、薬浴用に入れた薬なども吸着してしまいます。薬浴する時には必ず活性炭を取り除いてから薬を使用するか、他の水槽で薬浴を行うようにしましょう。
また、活性炭が吸着できるのは水の黄ばみと臭いなどで、アンモニアの吸着はできません。
水槽内の活性炭の効果的な使い方!そのままよりフィルターに入れる
活性炭の使い方
活性炭はそのまま水槽内に投入しても汚れを吸着してくれます。
活性炭は小袋に入って販売されている場合や、小袋に入っておらずバラバラの状態で販売されているものもあります。
バラバラになって販売されているものはフィルターに入れて使用する場合が多く、フィルター内に初めから設置している場合には交換に使用することもできます。
使用する前に一度軽くすすぐと活性炭についた粉などを落とすことが出来るので水槽内を粉で汚すことはありません。
活性炭を効果的に使う
活性炭はそのまま水槽内に入れて使用することもできますが、効果的に使用するならフィルターに入れて使用する方が効率よく水槽内の汚れを除去することができます。
フィルターは水槽内の水全てが通り抜ける場所なので、その場所に活性炭を設置するとムラなく水の汚れを吸着することができるのです。
水槽に入れた活性炭はそのままにせず交換する!交換時期を解説
活性炭を使用していると次第に効果が薄くなっていきます
これは、活性炭に空いている細かい穴に汚れが詰まっていくためです。
また、それよりも早い時期に効果が薄れてきたと感じた場合にはそのままにせず交換するようにし、水槽内の環境を維持するようにしましょう。
活性炭の代用になるものもある!水槽にそのまま入れて使用するアイテム
活性炭は再利用して水槽に入れることは難しく消耗品です。消耗品にはお金がかかります。もっと経済的な方法は代用になるものを探すことです。
活性炭の効力には劣りますが、同じように汚れを吸着してくれるものがあります。
バーベキュー用の炭なら同じように吸着する効果があるので使用可能
また、炭には汚れが沢山付着しているので使用前に洗わなくてはなりません。それらの手間を考えてどちらが経済的か考える必要があります。
バーベキュー用の炭の使用方法
- 炭を水洗いして汚れを落とす。
- 新聞の上などで炭をハンマーで叩く。
- 細かくなった炭をネットに入れて紐で縛る。
- もう一度水洗いしてから水槽やフィルターに入れて使用する。
活性炭とゼオライトの効果の違いは…ゼオライトを詳しく解説
水槽用に販売されているゼオライトは人工のものが多く、天然のものはあまり見かけません。人工のものも、天然のものも同じように多孔質で活性炭と同じく汚れを吸着して取り除きます。
ゼオライトと活性炭の違い
両者の違いはアンモニアを吸収するかしないかです。
ゼオライトは水槽内の環境が悪化している時に使用することで水質を改善してくれます。
水槽内の環境が安定している場合にはアンモニアの発生も微量で水槽内のバクテリアが分解できる範囲内なのでゼオライトを使用する必要はありません。
臭い除去もできる
ゼオライトは水槽内の臭いも吸着します。また、活性炭よりも臭い除去に優れているため水槽内から臭いが発生している場合には効果があります。