金魚が石を食べるのはなぜ飲み込んだ時の対処方法と予防方法

水槽内でよく目にする金魚が石を食べる様子は習性によるものです。金魚の習性を詳しく紹介します。また、稀に起こる金魚の誤飲や、口に石が挟まってしまったときの対処方法についてと、予防対策についても紹介します。金魚の習性を止めさせることはできないので飼育者の水槽内の管理次第で誤飲の確率も減らすことができます。ぜひ参考にして、金魚にとって快適な飼育環境を用意してあげましょう。

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金魚の特徴を学んで飼育に役立てよう!金魚の体長と口の大きさ

金魚の特徴と体長

金魚は成長すると30㎝ほどにまでになり、環境が良ければ40㎝にまで成長した例もあります。

水槽の大きさによっては20㎝ほどまでで成長が止まる場合もありますが、手に入れた時の大きさの5㎝ほどだった場合、20㎝にまで成長してビックリすることも多々あります。金魚は多きく育つものという基本情報をしっかり勉強しておくようにしましょう。

金魚の口の大きさ

金魚は体格が大きくなるにつれて口の大きさも大きくなっていきます。飼育し始めのときには金魚のエサが丁度よいくらいの小さな口であったとしても、一年で口に入れられる石の大きさもかなり変わってきます。更に大きく成長すると20㎝を超え、ミナミヌマエビや小さな貝を口に入れて食べてしまうほどの大きさになるため水槽内に入れておくアクセサリーや混泳させる生き物にも注意しなくてはなりません。

金魚が石を食べる理由には習性に関係している!金魚の習性を詳しく解説

金魚の祖先からの習性

金魚の祖先であるフナは口に石を含む習性があり、金魚もそれを受け継いでいます。

川や池底に住んでいたフナは泳いでいる獲物を捕るより、水底に住んでいる生き物や植物を食べて過ごしていました。大きな口で水底をさらいながら口に含み、餌だけを食べて残りの砂や石は口から出すという餌の食べ方をしていました。

同じように金魚も自然下ではなくとも、習性が残っているので水槽内の底の石を口に含んで付着したコケやエサを食べているのです。

飼育用の金魚でもなごりはある

飼育用の金魚もフナの習性が残っていて、餌を貰える飼育環境でも同じように水槽の底にある砂や砂利を口に含んで餌を食べる仕草を行っているのです。また、金魚は満腹中枢を持たないので常に食べ物を探して食べようとします。

水槽内の砂利や石に住み着いた微生物や石に生えている苔も食べるため口に石を含んで食べる仕草をするのです。

金魚の習性から見る健康状態

金魚が石を食べる行為は一見異常行動だと思われがちですが、至って普通の習性なので心配する必要はありません。むしろ、砂利を口に含むことをしない金魚の方が健康状態に異常がある可能性があるので注意しましょう。ストレスを感じやすい金魚ですが、石を口に含むことによって精神的に落ち着く効果もあるとされているので静かに見守ってあげましょう。

金魚が石を口から出せなくなってしまったら!対処方法を紹介

金魚が石を飲み込んだら

金魚の喉には小さな歯があり、砕ける石の場合は砕いて口から出します。主に石に付いた苔を食べたり、虫を食べたりするために石を口に入れているので餌となるものを削ぎ落したら石を吐き出すようになっています。稀に飲み込む場合もありますが、飲み込んだ石は体に溜まることはなく、排泄されるので心配する必要はありません。

金魚の口から石が取れなくなったら

石を口に含んだ際に、金魚の口に石が引っ掛かり取れなくなってしまう場合があります。その場合はしばらく金魚を見守り、自力で取れるのを待ちましょう。それでも取れない時は飼育者が手を貸してあてなくてはなりません。水槽から金魚を出し、石をピンセットで口から取り除きましょう。

口から取り出すときの注意点

金魚を水槽から出して手で動かないように手で抑えなくてはなりません。直接手で触ると金魚が人間の体温で火傷してしまう可能性があるので注意しましょう。
  1. 飼育水かカルキ抜きした水をきれいな布に染み込ませて作業する台に置きましょう。このとき金魚を包み込めるように長めにして開いて設置するようにして下さい。
  2. 金魚の口から石を取り出す作業時間のリミットは「5分」です。5分以内に作業を終えないと金魚が弱ってしまいます。
    迷いは禁物で、心を決めたら素早く作業するようにしましょう。
  3. 金魚を濡らしたタオルの上に置き、余ったタオルを被せ手で抑えます。口は布から出るように包むのがポイントです。石をピンセットでつまみ口から引き抜きます。金魚の肌はデリケートです。力を入れて抑えすぎたり、ピンセットが金魚に当たってしまった時は傷を負ってしまう可能性がありますので注意しましょう。
傷ができてしまったときには塩浴させて回復させるのがよいでしょう。
石さえ取れてしまえば元の元気な体に戻ります。様子を観察しながら飼育続けましょう。

石の誤飲を金魚から守る!食べる石の大きさと金魚の口の大きさから考える予防方法

金魚の口に入らない石サイズ

金魚は体が大きくなるにつれて口も大きくなっていきます。飼育時稚魚だった金魚も一年経てば10㎝以上に成長します。小さな石なら軽々口に入る大きさに成長しています。

口に石を入れる習性は止めるができないので、口に入らない大きさの砂利に変えるか、口に詰まらないサイズの石を底床に選ぶようにしましょう。

金魚の口に入らないサイズの底床にするには、大磯砂利の中粒タイプを選んだり、麦飯石の中粒タイプを選ぶとよいでしょう。

石を設置しない

底石を引かない飼育方法もあります。水槽の掃除もし易いですし、金魚が石を口に入れることも予防できます。しかし、バクテリアが定着できずに水槽が汚れやすくなることや、水槽内の景観が寂しくなること、水草を植えることができなくなるというデメリットもあります。

金魚は石以外も食べる!口に入る物は誤飲の可能性あり、注意が必要

金魚は石以外にも口に入る物は何でも食べてしまいます。稚貝やサイズの小さいミナミヌマエビなども誤って食べてしまう場合や、餌と認識して口に入れる場合もあります。
金魚は小さな貝なら喉奥の小さな歯で噛み砕くことができます。したがって多少硬いものでも口にさえ入れば食べることができるのです。

サイズが少し大きい場合には口に詰まってしまう場合も考えて水槽内に入れるのは避けるようにしましょう。
どうしても水槽に入れたい場合には金魚の口に入らないサイズまで成長した貝にしたり、エビならヤマトヌマエビなどのサイズの大きなエビを選ぶようにして下さい。