熱帯魚のネオンテトラと相性のよい混泳相手5種類の生き物を紹介

熱帯魚の代表格であるネオンテトラの混泳に適している生き物を紹介します。ネオンテトラが危険にさらされないように、同種や、生活層が違う相手、穏やかな性格の生き物やタンクメイトなどを紹介。群泳させれば主役にもなるネオンテトラを混泳相手と上手に飼育していくコツを紹介します。5種の生き物の特徴と相性を知ってアクアリウムを楽しみましょう。

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熱帯魚のネオンテトラと混泳させるなら!安定の同種同士の混泳がおすすめ

カラシン類の特徴

カラシン類は体長が3㎝から5㎝前後と小さいのが特徴で、性格は温厚で初心者にも飼育しやすい熱帯魚ですです。水質は弱酸性を好み、様々な種類が存在するのでカラフルで、個体が集まれば群泳も可能です。

カラシン類にはカージナルテトラや、グラスブラッドフィン、グローライトテトラ、シルバーハチェット、スリーライトペンシルフィッシュ、ブラックネオンテトラ、プリステラなどがいます。

同種同士の相性

ネオンテトラはカラシン類に属しています。同じ種類同士なのでほとんど影響ありません。一緒に群泳させることが出来るほどなので違いもほとんどなく、上記で記載したカラシン類との混泳なら温和な性格同士安定した環境を築くことができます。

ですが、カラシン類にも気性の荒い性格の種類もいます。気性の荒い場合には混泳は出来ませんので下記を参考に混泳相手を選ぶようにしましょう。

混泳の注意点

混泳させる場合に、同じカラシン類でも気性の荒いブルーテトラとの混泳は避けるようにしましょう。

ブルーテトラは縄張り意識が強いので他の魚との混泳にも向きません。

同種であるネオンテトラにも縄張り主張をするので混泳は難しいと考えましょう。

小さな体長であるネオンテトラを飼育する際に、群泳させるために多い数での飼育をする場合もあります。その場合には小さな水槽での飼育は向きません。必ず大きめの水槽を選ぶようにし、60㎝以上の水槽を用意するようにして下さい。

ネオンテトラと混泳が向いているのは穏やかな性格!熱帯魚代表の卵胎生メダカ類

卵胎生メダカの特徴

卵胎生メダカとは卵を産み落とすのではく、体の中で孵化させてから出産する種類の熱帯魚です。

性格は温和で、オスとメスが水槽内にいると恐ろしいスピードで繁殖を繰り返し増えていくのが特徴です。
ヒレや体色が綺麗で、水槽内を華やかにしてくれます。しかし、水槽内で交配を繰り返してくと鮮やかな体色は失われ、華やかな色ではなくなっていくので注意しましょう。

卵胎生メダカは主に、グッピー、ラプティ、ソードテール、モーリーがいて、更に色合いなどで細かく種類が分かれていきます。

卵胎生メダカ種との相性

ネオンテトラと混泳させるには温和な性格が相性がよく、グッピーやラプティ、モーリーがおすすめです。

また、グッピーやラプティは体長も5㎝程度と対格差も無いことから一緒に泳がせても問題ありません。モーリーは体長差が出てきますが温和なので攻撃してくることはないので混泳可能です。
飼育環境もネオンテトラと同じで調整する必要もなく混泳もスムーズです。

混泳の注意点

ソードテールとの混泳を考える場合には、ネオンテトラとだけの混泳をおすすめします。他の卵胎生メダカ種と混泳する場合には気性の荒さが出て、追いかけましてしまいますので注意が必要です。

ラプティと混泳させてしまうと交配し、雑種が生まれてしまう可能性もあるので混泳させる場合にはネオンテトラとソードテールだけにし、これに他の卵胎生メダカ種を入れないようにしましょう。

熱帯魚のネオンテトラと生活層が違う相手は混泳相手に最適

生活層が違う相手の特徴

魚は生活層というものがあり、水槽を上層、中層、下層と3つに住む魚に分けています。

ネオンテトラは中層で生活していることから、生活層が違う上層と下層に住む熱帯魚との混泳が向いています。

主に、生活層がほとんど被らないのが下層で、混泳相手に最適です。
下層で生活する熱帯魚には、コリドラスとオトシンクルスがいて、どちらも温厚な性格で縄張り意識もなく混泳させることができます。

生活層が違う相手との相性

中層のネオンテトラと、下層のコリドラスとオトシンクルスでは普段生活していても鉢合わせすることはほとんどありません。エサも浮くタイプのネオンテトラ用のエサと下層用の沈むタイプのエサに分ければエサで揉めることもありませんので問題なく混泳させることができるでしょう。

また、苔取り屋さんとしても有名なコリドラスとオトシンクルスなので水槽内の汚れも綺麗にしてくれます。

混泳の注意点

オトシンクルスは憶病な性格なのでネオンテトラと混泳させる時には隠れ家を設置したり、オトシンクルスの飼育数を増やして1匹にしないことが大切です。特に、ネオンテトラを群泳させる場合にはオトシンクルスにストレスを与えない飼育の仕方をしてください。

下層の生き物は上層のエサの食べ残しだけでは足りない場合がありますので、下層の生き物用の餌を用意し餓死させないようにしましょう。

ネオンテトラはエビとの混泳も向いている!水槽環境の安定を目指すなら

エビの特徴

エビは水槽の底に生息して水草やネオンテトラの餌の食べ残しを食べて生活します。エビは水質変化に敏感で、酸素量が少ないと影響を受けやすい種類です。
種類は、ヤマトヌマエビ、ミナミヌマエビ、チェリーシュリンプ、ビーシュリンプなどがいます。

ヤマトヌマエビは繁殖が難しいですが、他のミナミヌマエビ、チェリーシュリンプ、ビーシュリンプは環境が合えば繁殖させることができます。カラフルな個体が多く、鮮やかな水槽に対抗できるほどの豊富なカラーバリエーションです。

エビとの混泳の相性

エビは水質も弱酸性を好むのでネオンテトラと同じ環境で飼育可能です。下層と中層で鉢合わせすることなく飼育可能です。小さな種類のミナミヌマエビ、チェリーシュリンプ、ビーシュリンプはお互いを影響しあわないので混泳に適しています。

しかし、エビの抱卵後は稚エビが餌と間違われてネオンテトラに食べられてしまう場合があるのでウィローモスや隠れ場所を設置しての飼育が必要となります。

混泳の注意点

ヤマトヌマエビとの混泳を考える場合には、ネオンテトラが場合によっては捕食されてしまう可能性があります。ヤマトヌマエビは大きくなる体長5㎝ほどにまで成長し、ネオンテトラと変わらない大きさかそれ以上に成長してしまいます。空腹になったヤマトヌマエビがネオンテトラを襲う場合があるため混泳させるなら小さめのエビとの混泳をおすすめします。

熱帯魚のネオンテトラと混泳させよう!コケ取り名人の貝もおすすめ

貝の特徴

貝は水槽の側面のコケやエサの残りの処理をしてくれるて、更にネオンテトラににも影響がないので環境維持にうってつけの混泳相手です。
貝には苔を主に取ってくれる種類と残ったエサを食べてくれる種類、害虫である貝を食べてくれる貝など様々です。

苔取りのために入れる貝ならば、石巻貝や、カノコ貝、フネアマ貝がおすすめで、カノコ貝にはしま模様やサザエのような形の貝、斑点模様など見た目も楽しめます。
残ったエサを食べてくれる貝にはラムズホーンがいますが、繁殖力がすごいので飼育するなら一匹だけでの飼育するようにしましょう。

貝との混泳の相性

貝は水槽の側面や底を移動しながら水槽内の苔を食べます。ですからネオンテトラに危害が加わることは一切ありません。水槽の苔を取ってくれて、ネオンテトラに害がない相手なので相性は抜群と言えるでしょう。

貝との混泳の注意点

貝の中には害虫(スネール)と呼ばれる種類の貝もいます。ネオンテトラに害を及ぼす訳ではなく、水槽環境を破壊していってしまうので害虫と呼ばれています。少量であれば他の貝と同じで水質維持に役立ちますが、増えだすと手が付けられません。恐ろしい量の卵を産み、孵化していくので注意が必要です。