熱帯魚の混泳は組み合わせが大事。生活層と性格を考え選び出す

熱帯魚の混泳を考えた時に、飼育したい魚がいた場合にはどの熱帯魚と組み合わせたらよいか迷う場合があります。混泳させるには水槽内の環境条件が同じであることや、生活層が違う組み合わせにするなど、熱帯魚の基礎知識が必要になります。また、相性がよくない場合でも工夫次第で混泳可能な場合もあるので方法を紹介します。

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混泳の組み合わせは熱帯魚の「性格」と「習性」から向いている魚を選ぶ

熱帯魚には様々な個性があり、種類によっては縄張り意識が強い場合や、相手を突いてしまったりする性質をもっている場合があります。その場合水槽に違う種類を一緒に入れると追い掛け回したり、攻撃したりと混泳相手を弱らせてしまうことがあり、別々の水槽で飼育しなくてはならない場合も出てきます。折角ですから一緒に泳いでいる様子が観察できるように相性のよい相手を選ぶようにしましょう。

混泳に向いた熱帯魚の性格

温和で攻撃的でない性格が一番混泳に向いています。また群泳できる種類なら混泳も苦ではないので温和で群泳ができる種類がおすすめです。

混泳に向かない熱帯魚の習性

他の混泳相手に影響を与える熱帯魚は混泳に向いていません。

特に怪我をさせたり、必要以上に攻撃する縄張り意識が強い魚や、悪気はないけれど習性で他の魚のヒレや鱗を食べてしまう魚、対格差がひらきすぎていて食べられてしまう場合なども混泳には向きません。

混泳に向いてる種類

混泳に向いている熱帯魚には、「ネオンテトラやグローライトテトラ、ハチェット」などのカラシン種や、「グッピー、モーリー」などの卵胎生メダカ種、「コリドラス、オトシンクルス」などのナマズ種、「ラスボラ、チェリーバブル、ゼブラダニオ」などのコイ種、どじょう種の「クリーローチ」などです。

熱帯魚同士の揉め事を防ぐ!生活層を分けて混泳の組み合わせを選ぶ

魚には生活域が存在します。水槽の上の部分を泳ぐ魚や、中間の部分を泳ぐ魚、下や水槽のガラス付近にいる種類など様々です。混泳させる場合には同じ生活域に魚が集まりにくいようにバランスよく配置することが大切です。

上層で生活する熱帯魚

ハチェット類とダニオ類が上層を泳ぐ熱帯魚としてはおすすめです。

ハチェット類にはお腹がぽっこりと出ていて可愛らしいシルバーハチェットや、マーブルチェット、ダニオ類には熱帯魚水槽でよく見かけるしま模様のゼブラダニオや、明るい色合いのオレンジグリッターダニオなどがいます。

中層で生活する熱帯魚

熱帯魚はほとんどの種類が中層で生活しています。飼育したい熱帯魚が居る場合には一番最初に候補に挙げておきましょう。中層に飼育したい熱帯魚がいない場合には一番飼育しやすい種類を入れておくようにする喧嘩も起こらない水槽が出来上がります。

ネオンテトラやグッピーを水槽内に入れておくと色も綺麗で華やかな混泳水槽にすることができます。

下層で生活する熱帯魚

下層を泳ぐ熱帯魚にはクリーローチやコリドラス、オトシンクルスなどがいます。

水草のコケや床砂のクリーナーとしても有名で、水槽の水質を保ちたい時にもおすすめの魚です。

熱帯魚の環境の違いは命とり!混泳させるなら同じ環境同士を組み合わせる

1.水質

混泳を考える時に大切なのは水槽内にいる全ての魚が同じ水質で暮らせるかどうかです。いくら相性がよいからと言っても、適応する水質が違えば混泳はできません。混泳させたい種類を決めたら適性水質を確認しておきましょう。

大抵は酸性に適応している場合が多いですが、種類によってはアルカリ性を好む場合もあります。どちらも飼育したい場合には中間を取る必要があります。

2.水流

元々生息していた場所によって好む水流の強さも変わってきます。

水流が強めを好む熱帯魚もいれば、穏やかな水流をこのむ熱帯魚もいます。水流に関しては穏やかな水流を好む魚が強い水流にいると必死に流れに逆らって泳がねばならず、体力を常に消費してしまう為、水流差がある場合には混泳飼育は向きません。同じ水流を好む熱帯魚同士を飼育するようにしてください。

3.エサのくいつき

熱帯魚の中にはゆっくりエサを食べに向かうもの、素早く移動して食べてしまうものなど性質が異なります。同じ水槽で一緒にエサに向かってスタートしてもたどり着くスピードや食べる速さが違ってしまえば必ずエサが食べられない個体が出てきてしまいます。エサが食べられなければ成長できず弱ってしまいます。

混泳する場合には熱帯魚の性質も重視しなくてはなりません。

おすめの熱帯魚の混泳の組み合わせ!まずは少数飼育が成功の鍵

1.同種の混泳

同じ種類同士を混泳相手に選ぶと縄張り争いも無く安定した混泳を楽しめます。また、色合いなどを華やかにしたい場合には同種同士でも色合いを調整して水槽内に入れるとよいでしょう。定番のネオンテトラを主とする場合には他の色合いのスリーラインペンシルフィッシュやレモンテトラとの混泳もおすすめです。

また、同じカラシン類でも形が異なる種類がいます、ブラックファントムテトラやプリステラはネオンテトラと背びれの形が違い混泳させると見た目の違いからバラエティー豊かな水槽を作ることができます。

2.生活層別

上層と下層に分けた混泳や、中層と下層の組み合わせなども生活層が違っているのでかち合うことも少なく安心して混泳させることができます。
上層と下層の混泳の組み合わせにはシルバーハチェットとコリドラスや、オレンジグリッターダニオとクリーローチの組み合わせもおススメです。

中層と下層の組み合わせならグッピーとコリドラスや、テトラを群泳させて下層にコリドラスを飼育させると混泳の様子を楽しむことができます。

混泳成功のコツ

混泳自体初めてなら混泳させる熱帯魚の数を少なめにして飼育に慣れてきたころに少しずつ生体の数を増やしてみるとよいでしょう。いきなり多い飼育数にすると目が行き届きにくくなり、弱っている生体を見つけにくくなってしまいます。

熱帯魚の混泳の組み合わせが悪い時の解決方法を紹介

セパレートを設置

相性が悪い生体でもどうしても一緒に飼育したい場合には水槽の真ん中にセパレート(仕切り)を設置する方法もあります。水槽を半分に分けるだけですので水質を変えて飼育することはできませんが、縄張り意識が強い熱帯魚と他の熱帯魚を分けて飼育することも可能です。

隠れ場所設置

水槽内に相性の悪い同士でも隠れる場所を設けることで混泳が可能になる場合もあります。水草を設置して隠れられる場所を作ったり、ドーム式やオブジェ型の隠れ家を設置してもよいでしょう。

隠れ場所を設置する場合には下層の熱帯魚に取られてしまわないような工夫が必要になります。下層の熱帯魚用の隠れ家として使用する場合には土管などもおすすめです。