金魚と混泳が可能なエビの種類 混泳時の注意点と相性のまとめ

金魚とエビを混泳させるには注意点がいくつかあります。雑食性の金魚は口に入る物はなんでも食べてしまうのでエビを飼育するには隠れ家を作ったり、飼育する大きさを考えながら混泳させましょう。金魚とエビの相性や、混泳できるエビや貝の種類、飼育してみた相性などを紹介します。金魚とエビの混泳は難しい点も多いですが工夫次第で混泳することができるので挑戦してみて下さい。

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金魚とエビの相性は…金魚との混泳を考えるならまずは金魚の特性を知る

金魚の性質

  • フナが品種改良されたものが金魚です。フナと同じような特徴があり、喉の手前には小さな歯が並んでいて多少硬い物なら砕いて食べることもできます。
  • 金魚は大きな口で水槽の底の石を口に入れたり、水草を食べたりと口に入るものはなんでも入れて食べられるものは食べてしまいます。
  • 金魚は目に入ったものを追いかける性質をもっているのでエビと混泳させた場合には隠れ家が必要となります。

金魚とエビの相性

市販の金魚の餌にはエビが含まれたものがあります。エサにエビが含まれていることからもわかるように、金魚はエビを食べます。

食べらる関係ですから当然相性が良いとは言えません。大型のエビならば金魚の口に入ることはないので混泳は可能ですが、元々の相性は良くないため、混泳結果が必ず上手く行くかどうかの判断は難しいです。

金魚と混泳可能なエビは!エビの種類と性質を理解しよう

ヤマトヌマエビ

金魚との混泳を考えるなら食べられないサイズのエビでなければなりません。ヤマトヌマエビは体長5㎝から6㎝ほどに成長するのでよっぽどの事が無いと食べられることはありません。

しかし、金魚も大きく成長する生き物なのであまりにも大きく育ちすぎた金魚との混泳は避けるようにして下さい。金魚がまだ小さい場合などは混泳が可能です。

ミナミヌマエビ・レッドシュリンプ

小型のエビになるので金魚の口に入ってしまいます。体長は1㎝から2㎝程度ですので金魚が意識していなくても底砂を口に入れる際に間違えて吸い込んでしまったりする可能性もありますし、意識して食べてしまう場合もあります。

一度逃げることができても、毎回金魚のストレスに耐えながら暮らしていかなくてはならないのでエビの体力は落ちていってしまいます。ミナミヌマエビやレッドシュリンプなどは金魚との混泳はできません。

エビの例外種

金魚に対抗できるエビもいます。テナガエビやザリガニ、スジエビなどです。
しかし、どのエビも肉食で気が荒いのが特徴です。小さな金魚なら反対に襲われてしまう可能性もありますのでこちらも混泳には向かないでしょう。

金魚とエビを混泳させるときの注意点!隠れ場所は必ず作る

金魚とエビの混泳の注意点

金魚とエビを混泳させる場合にはお互いの体格差を考慮しなければなりません。

金魚は泳ぐのが苦手と言われてはいますが、エビからしてみれば大きくて身の危険を感じる生物にしか見えません。近くに寄ってくるだけで飛びのいて逃げようとします。逃げても身を隠す場所が無ければパニックになってしまいます。

金魚と混泳させる場合には必ずエビの隠れ家となる場所を作るようにしましょう。

また、あまりにも追いかけ回されているようならば混泳は難しいと判断してすぐに別々な水槽で飼育してください。そのためには予備の水槽や容器を先に確保しておく必要もできてます。

水槽内の隠れ家

エビの隠れ家を作るには、水草を水槽内に植えて隙間や根元に隠れるスペースを作ってあげることや、金魚の攻撃から身を守れる空間を物を置いて作ってあげることです。

1.水草の設置の場合には、金魚が食べられない水草を選ぶ必要があります。

本来なら水草はヤマトヌマエビにとって絶好の隠れ場所になりますが、金魚が食べてしまっては全く役目を果たしません。金魚が寄ってくれば隠れる事もできませんし、食べられてしまうのであれば隠れ場所が無いのと変わりませんので食べられない水草か、小さな台を設置してその上に水草を活着させるなどの空風が必要となります。

2.エビの身を隠すのに一番確実なのは、土管やパイプ、ドームなどのエビが確実に入り込める場所を設置することです。

金魚の口が入らないスペースであることが重要なのと、飼育しているエビが全て隠れられる大きさや数を用意することが大切です。隠れ場所は購入もできますし、自分で作る事もできます。雰囲気を出したいならば市販の隠れ家を探してみるとよいでしょう。

パイプや土管などを使用して隠れ家を作成する場合には、エビの食料にもなるウィローモスを隠れ家の周りに巻きるけるなど工夫することもできます。

金魚とエビを混泳させると…予想されることを参考に対策を立てる

小さな金魚(小金、和金)とヤマトヌマエビの混泳

金魚すくいなどで見かける金魚で体長が3㎝前後の魚との混泳の場合に予想されることは、水槽の底で鉢合わせした時に突くかれたり、追い掛け回されることです。

体の大きさ的にはお互い変わらない大きさなのでヤマトヌマエビは突かれても逃げることができます。また、体長差も感じないため気にせずお互い生活をして行けると予想します。

しかし、金魚はすぐに大きくなります。体長が大きくなり始めたら混泳も注意が必要になります。

琉金とヤマトヌマエビの混泳

琉金は体長10㎝ほどのサイズが一般的で、和金と違い胴体が短く、ヒレが大きくヒラヒラしている金魚です。泳ぎが苦手なので素早い動きのヤマトヌマエビなら逃げ切ることができるでしょう。しかし、体長が10㎝と大きいのでヤマトヌマエビが怯えてしまうことが予想されます。隠れ場所を用意し、ヤマトヌマエビの様子を観察しながら混泳できるかどうか見極めましょう。

20㎝まで成長した金魚との混泳

ヤマトヌマエビの大きさでも食べられてしまいます。絶対に混泳させないようにしましょう。

20㎝にまで成長した金魚と混泳させるには同じくらいの大きさの金魚などなら混泳できますが、水槽の大きさには注意しましょう。

金魚と混泳できる生き物!水質維持なら「貝」がおすすめ

水質安定が目的なら

水槽内の水質を安定させるためにエビを飼育するならば、代わりに貝を一緒に水槽にいれてみるのも方法の一つです。

しかし、金魚は貝も食べてしまいます。金魚が食べられない貝を選ぶ必要があります。

貝にもサイズがありますので、購入する時に金魚の口に入らないサイズの貝を探したり、貝の口に蓋がついているタニシなどを飼育するとよいでしょう。口に入れられてしまうとどうにもなりませんので、タニシも口に入らないサイズを飼育するようにしてください。

水槽内が寂しい場合は

水槽内に金魚だけで仲間を増やしてあげたい場合には、どじょうとの混泳が向いています。ドジョウは砂に潜って身を隠したり、土管に入って顔をのぞかせたりと愛嬌もあります。

金魚を襲うこともないので水槽内で仲良く生活していくことができます。