金魚のお腹に異変が!なぜ膨らんでしまうのか。大きいお腹の原因

大切に飼っていた金魚。ある日お腹が大きいことに気が付きどうしたものかと思っていたらどんどん大きくなっていってしまい心配に!
なぜ金魚にそんなことが起こるのか、原因と解決策を紹介します。
金魚のお腹に異変を感じたらすぐに治療を開始しましょう。

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金魚の大きいお腹は消化不良の可能性あり!消化不良改善策

消化不良の原因

金魚は胃がありません。胃を持たないので消化が上手く行かず消化不良になりやすいのです。また、満腹中枢もほとんど機能していないため、お腹がいっぱいになる感覚がなく、エサがあればある分全てを食べてしまいます。
消化の働きが弱い上に食べれるだけお腹に詰め込んでしまえば大きいお腹になり、消化不良を起こしてしまうのは明らかです。

エサの量は飼育者側が調整して行わなければなりません。食べたそうに口をパクパクさせていても一定量のエサをあげたら終了するようにし、消化不良を防止することが大切です。

消化不良の改善策

消化不良を起こしていると判断した場合には絶食させ、お腹の中にあるエサを少しずつ消化させるようにします。
金魚は1週間から2週間エサを与えなくても健康な場合は問題なく生きていくことができます。ですから、まずは絶食を3日ほど行ってみましょう。それでも改善していかないようならば更に2日ほど延ばして様子を見ます。
ただし、日に日に体力が落ちていくようであれば絶食を取りやめエサを与えるようにしてください。
エサを与えたのち、元気を取り戻すような場合にはまた数日絶食を行い長期的に消化不良を改善していく方法を取りましょう。

水温の変化

金魚は水の温度が下がると消化不良を起こしやすくなります。これは、温度が下がることで体の代謝が下がってしまうためです。金魚の適性水温は23~25度程度なのでそれ以上水温を下げないようにヒーターなどで一定にしておくことをおすすめします。また、設置するときには急激に水温をあげないようにしましょう。最終的に23度になればよいのですから、毎日少しずつ温度を上げていくようにすれば金魚にもストレスを与えずにすみます。

消化不良から転覆病に!もしかしてお腹が大きい原因は…

転覆病と原因

転覆病はその名の通り金魚がひっくり返って泳ぐ病気です。

原因は消化不良から発展して起こる場合があり、消化不良でガスが溜まり浮袋が膨らみ大きくなり浮いてしまうことが原因となります。
また、水温が低くなる冬場に起こりやすい病気です。
水質悪化も大きな原因になります。水質が悪化しているにもかかわらず放置していると金魚がストレスを受け弱って病気を引き起こします。水質が悪化すると水槽内にはアンモニアが発生します。これは生き物から排出されたり、エサの食べ残し、枯れた水草からも発生します。水替えを怠りそれらが水槽内でたまってしまうと金魚が住める環境ではなくなり病気になってしまうのです。

転覆病の改善策

水替えを行っていない状態であればすぐに水替えを行い水質を綺麗にしましょう。その後、ヒーターで水温を徐々に上げて23度から25度の一定の温度にします。
また、消化不良から発症する事が多いので消化不良を改善させる絶食などの方法を取りましょう。
塩浴も効果的です。塩浴する場合に細かく様子をチェックする必要があります。改善の傾向が見られたら完治の可能性も見込めますが、そのままの場合もあります。

塩浴の方法

カルキ抜きした水をバケツにたっぷり入れて、一定量の塩を少しずつ入れて塩浴させる塩水を作ります。
塩浴に最適な0.5%の塩水を作る場合、10リットルの水に対してだと塩は50グラムとなります。
完成した塩水にいきなり金魚を入れると環境の変化に金魚がついていけない場合があります。少しずつ溶かした塩水に入れて慣れさせながら塩分の濃度を上げていくようにしましょう。弱った金魚をすくいバケツに入れて塩浴を開始させます。

金魚のお腹が大きい!原因は腹水病かも…腹水病のメカニズム

腹水病と原因

服水病は病原体の感染やストレスが原因で起こります。
お腹に水が溜まりお腹が大きくなってしまう病気で消化器に疾患を患っている場合に起こります。
水質や水温によって発症する場合が多く、それによってストレスを受けて弱っていってしまいます。

他の原因では、エロモナス・ハイドロフィラという細菌に感染すると引き起こされます。水質悪化により免疫力が下がることで普段感染しないような細菌に感染してしまうのです。更に、水質が悪化しているので細菌も繁殖しやすくなっていて普段よりも多く繁殖している場合には感染の確率も上がってしまいます。

腹水病の改善策

水質悪化により細菌が繁殖して感染。水質悪化によるストレスと金魚にとっては環境の悪化が原因の場合が多いです。病気が確認されたらまずは水替えを行い水質を改善させましょう。また、エサにの与えすぎにも注意しましょう。必要な量を決めてエサをあげるようにし、金魚の消化器官に負担を掛けないように配慮した飼育を行いましょう。

腹水病は自然治癒では治りません。上記に記載した塩浴をさせる方法か、同じような方法で薬を入れた水で治療する薬浴をおすすめします

金魚のお腹が大きくなると松かさ病も併発する可能性がある

松かさ病とは

膨れたお腹と逆立ったうろこが特徴で、細菌によって引き起こされます。腹水病と同じくエロモナス・ハイドロフィラという細菌が原因で、発症すれば他の魚にも感染してしまいます。初期段階での発見なら治すこともできますが、うろこが逆立った状態にまでなってしまうと治すことは困難です。

松かさ病の改善策

隔離して薬で治療します。
絶食させて薬剤餌だけを与え、薬剤で細菌を攻撃してやっつけます。
金魚の餌に薬を染み込ませて与えることが望ましいです。
薬は市販の物を使用して、説明書をよく読んで使用するようにしましょう。
自然治癒はほぼできませんので早期発見することが大事です。

金魚は卵詰まりでもお腹が大きくなる!卵詰まりを解消する方法

卵詰まりの原因

大きいお腹は卵が詰まっている場合もあります。ほとんどの場合卵はそのまま排出されますが、エロモナス・ハイドロフィア菌が原因で排泄障害になってしまうことがあげられます。また、水温が低くなってしまうと消化機能が低下することで腸閉塞を起こし弱ったりすることで卵を排出できる体力がなくなってしまうことも原因です。

卵詰まりの改善策

卵を排泄させるためには指でお腹の辺りをそっと押して卵を排泄させてあげることです。注意したいのは強く押しすぎないこととうろこに傷をつけないように行うことです。

何度か繰り返して排泄させてあげるようにします。排泄されない卵は体内で腐ってしまい、取り出せなくなると魚も弱っていってしまう結果になります。