水槽の掃除屋さん、淡水で飼育できる貝7種の特徴と飼育方法を紹介

水槽の汚れを食べて掃除してくれるアクアリムになくてはならない存在の貝。苔を食べてくれたり、餌の残りを食べてくれたり、水槽の水をキレイにしてくれたりと貝によって様々な効果をもたらしてくれます。そんな様々な貝の特徴と飼育方法を紹介します。自分の水槽の環境に合った貝を選んで飼育し、水槽内の掃除を手伝ってもらいましょう。

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水槽の掃除は貝におまかせ!貝の中で最も苔を食べてくれるフネアマ貝

フネアマ貝の特徴

硬いガラスや水槽の器具、石や流木に付いた茶ゴケを食べて取り除いてくれる貝で、貝の中でも一番のコケ取り能力に優れています。大量に苔が生えていたとしても3、4日あればほとんどの苔を食べつくしてしまうほど大食漢です。水槽の掃除屋さんとして導入したにも関わらず、苔を食べつくして餌不足に陥る場合が多いので苔が無くなった後の餌やりも頭に入れて飼育するようにしましょう。

フネアマ貝の飼育方法

1.ほとんどの水槽に適応でき、弱酸性からアルカリ性まで耐性があります。

水温も15度から28度くらいまでは耐えられるので飼育についてはメインの魚の飼育に合わせて問題ありません。

ただし、貝類全てに言える事ですが酸性になりすぎると貝殻が溶けてしまうので適度な水質を保つようにして下さい。

2.よく動く貝なので移動できない場所はありません。

水槽に蓋をしておかないと外に出てしまうこともありますので注意しましょう。水槽に蓋が無い場合にはネットなどを取り付け脱走を防ぎましょう。また、どこでも移動できるのでヒーターを設置している場合にはカバーを取り付けて火傷しないようにしておきましょう。

フネアマ貝飼育の注意点

1.フネアマ貝の吸着力はとても強く引っ張って取ろうとしても剥がすことが困難です。

フネアマ貝を取る時はガラス面に移動するまで待ち、貝を掴み左右に少し揺すって剥がし取るか、

薄いヘラやカードを貝とガラス面に挿しこんで剥がすようにしましょう。無理に剥がそうとすると貝殻と体の間にダメージを追ってしまいますので注意しましょう。

2.フネアマ貝は非常に食欲が旺盛です。

数匹水槽に入れて飼育をすると餌の奪い合いになり、餌不足を起こしてしまいます。飼育する時には1、2匹に留め餓死させないようにしましょう。また、餌不足になった場合には沈殿性の餌を入れておくと食べてくれるので定期的に与えるか、他の魚やエビを飼育している場合にはその餌を食べてもらうようにしましょう。

水槽の掃除お定番の貝、3種類を紹介!石巻貝、カノコ貝、サザエ貝の特徴

石巻貝

1.水槽のお掃除屋さんの定番と言えば石巻外で、ペットショップでは必ずと言っていいほど取り扱っている貝です。

安価で手に入れやすく沢山の苔を食べてくれるので魚と一緒に飼育している人が多いです。ガラス面や石に付いている緑や茶色の苔を食べてくれます。

2.石巻貝は寿命が短く、1年程で死んでしまう場合もあります。

環境が悪くて命を落とすというよりは寿命で死んでしまうことがほどんどです。稀にエサ不足によって餓死する場合もありますが、魚のエサの食べ残しや、死骸なども食べてくれるのでよっぽどのことが無い限りは餓死することはありません。

3.水温、水質共に飼育している生き物の環境に適応できるので石巻貝用に環境を整える必要はありません。

苔が食べられる量ある水槽に入れてあげることで元気に生活していけます。

カノコ貝

1.ツルツルした貝殻で、しま模様であったり、マーブル柄、単色などカラフルな種類が多いです。

汽水域で生活する種類や淡水で飼育できる種類がいて、シマカノコやイナズマカノコなどは汽水寄りの水質を好みます。ドングリカノコやは淡水と汽水の間くらいの水質で生活できます。石巻貝と同じでガラス面やパイプ面、石に付いた苔を食べてくれます。糸状のコケは食べてくれないので他の掃除屋さんを飼育するようにしましょう。

2.カノコ貝の寿命は2年程で、環境がよい場合には3年程生きる可能性もあります。

元々汽水域で生活している種類が多いので淡水での飼育では短命で終わる場合が多いです。ガラス面にくっつく力が弱くなると転げ落ちてしまい、逆さまになると戻れなくてそのまま命を落とす可能性があるのでひっくり返っているのを見つけたら元に戻してあげるようにしましょう。

3.シマカノコ、カバクチカノコ、ドングリカノコなどは苔を取る能力は高くフネアマに次いでよく苔を食べてくれます。

大きさも3.5㎝と大きく水温も10度から28度までが適温なのでどの魚とも相性がよいです。水温が低くなると活動が鈍くなるので飼育する魚の適温に合わせて一緒に飼育するようにしましょう。

サザエ貝

1.サザエのように飛び出たイガが貝殻に付いていて個性的な形をしています。

茶色がかった黒い種類や、黄色に茶色いしま模様が入った種類、オレンジ色の種類などもいます。苔を食べてくれる量は大量ではないものの、個性的な姿から観賞用として飼育される場合も多いです。ガラス面や石など硬い部分に付着したコケを食べてくれます。水草に付いた苔などは食べることが出来ないので注意しましょう。

2.寿命は2年程で、水槽の水質によってはイガの部分が溶けて無くなってしまう場合もあります。

無くなってしまったり貝殻が崩れてしまっても体に影響はないので問題ありません。汽水域で生活している貝なので淡水で飼育すると寿命より長く生きられない場合もあります。

体長は2㎝から3㎝と比較的小さく、水温は10度から28度、水質もどの水質にも対応できるのでどの貝とも同じく飼育している魚に合わせた飼育環境で問題ありません。

水槽にはタニシ!水槽掃除と水槽浄化の二つの働きができる優秀な貝

タニシは苔も食べますし、水槽の底に溜まった汚れも食べてくれます。更に、水中の汚れも食べて綺麗にしてくれるので浄水効果も期待できます。
また、水質の悪化にも強く飼育しやすいのも特徴です。タニシにとよく似たサカマキガイなどが居て、有害な貝と勘違いされやすいですがタニシは水槽飼育に向いた頼もしい存在なのです。

タニシの飼育方法

1.水槽飼育に向いた大きさの種類をおすすめします。

3㎝前後までにしか成長しないヒメタニシなら水槽に入れても丁度良い大きさです。酸性の水質だと殻が溶けてしまうのでカルシウムを補給させるためにも牡蠣の殻を入れておきましょう。

2.水温は5度くらいの冬の環境でも飼育することができます。

ただし、低温の環境になると冬眠してしてしまいます。室内で飼育するならばどの環境でも飼育することができるのでおすすめです。水質も幅広く、カルキ抜きした水道水くらいのペーハーなら普通に飼育することができます。

3.水槽内の環境が良くなるとタニシの餌が不足する状態になります。

苔を食べ、水槽内の汚れを食べつくしてしまえばタニシが餓死する危険性があります。専用の餌はありませんが、粉状の魚のエサやメダカ用の餌を与えれば餓死することはありません。

タニシ飼育の注意点

タニシは2匹一緒に水槽に入れていれば簡単に繁殖させることができます。

生まれる稚貝の量が多いので増えすぎて困る場合には1匹で飼育するようにしましょう。また、飼育できる数まで間引くようにして飼育が困難な状況を作り出さないようにしましょう。

水槽の水の浄化ならマシジミ!水槽の水掃除に適している貝を紹介

マシジミの特徴

マシジミは体長3㎝から4㎝前後で、水中のフランクトンを食べて生きています。水槽が緑色の水になってしまい困っている場合にはマシジミが食べてくれるので透明の水に数週間かけて戻していくことができます。

砂の中に潜って生活しているので飼育する際には細かい砂の方がストレスなく育ちます。

マシジミの飼育方法

1.砂に潜っていることが多く、飼育する場合には細かめの潜れる砂を用意する方がよいでしょう。

ソイルなどを使用している場合や、水草を直接植え込んでいる場合には上手く潜れない状況からストレスとなり活動が鈍くなる場合があります。
サテライトを使用して隔離しながら飼育すると活発に活動を始めます。

2.細かい砂を入れてマシジミが潜れる環境を作ってあげましょう。

潜る個体と潜らない個体がいますが、砂があるのと無いのとでは活性に違いがあります。シジミが潜ることができる厚さの4㎝から5㎝程度の砂を敷くようにしましょう。

3.水温は15度から25度前後まで耐えることができ、高温に弱いので夏場は温度を下げられる機器が必要になります。

酸性の水質に弱いので中性から弱アルカリ性の環境で育てるようにしましょう。

マシジミ飼育の注意点

水中にエサが無くなってしまうとマシジミも餓死してしまいます。

マシジミは水中の餌を食べるため、水槽内が綺麗になったら代わりに生クロレラを与えるようにしましょう。グリーンウォーター状態にするとメダカや金魚なども元気になるので生クロレラ液を薄め少量ずつ水槽に入れて与えると水槽が濁ることもないのでおすすめです。

水槽掃除に向いているが繁殖力に注意!ラムズホーンの特徴

ラムズホーンの特徴

種類によってカラフルな色合いが特徴のラムズホーンは、レッド、ブルー、ホワイト、ピンクなど透明感のある色合いが美しい貝です。
他の貝に比べて繁殖力が高く、増えるときにはとても早いスピードで爆発的に増えていきます。魚などを飼育している環境ならほぼ適応でき、魚のエサの食べ残しなども食べるので水槽に入れておくだけで特別手を加えなくても育てていくことができます。

ラムズホーンの飼育方法

1.15度から30度前後の水温で飼育するようにし、ヒーターが設置してある場合にはカバーをしラムズホーンが火傷しない環境を作りましょう。

基本的には一緒に飼育している魚の飼育環境で一緒に飼育できるの環境をわざわざ整えなくてもそのままの状態で飼育できます。

2.苔の他に餌の残りを食べるので必要な分だけ餌を与えていれば問題なく育っていきます。

生き物を飼育している場合にはその残りだけで十分な量です。必要以上に餌を与えないようにしましょう。

ラムズホーン飼育の注意点

水槽の水質がアルカリ性に傾くと一気に繁殖し始めます。卵を産む量も多く、爆発的に増えるため2匹以上での飼育には注意が必要です。

一度増えると倍々で増えていき手が付けられない状態になるので大量の卵を見つけたら駆除するようにし、数を抑制することをおすすめします。