大事に飼育している金魚の目が充血していることに気が付いたら、すぐに対処しましょう。充血する原因と、対処方法について紹介ます。また、金魚に起こる様々な病気の症状で目が白濁する病気もありますので合わせて紹介します。気を付けていても起きてしまう金魚の病気の原因を知ることで発症を未然に防ぐこともできますので飼育の際に参考にしてみてください。
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金魚の目の充血原因はアノキシア!飼育環境で発症してしまう症状を紹介
アノキシアとは
1.水槽内の酸素が不足することで発症する病気で、悪化すると眼球の中に血液が溜まってしまいます
酸素が足りない状況でも生きていられる時間が金魚にはあり、酸素が不足している状況が続くことで目が腫れてしまいます。
腫れると血管にも負担がかかり充血してしまう状況になります。
2.低酸素症をアノキシアと呼び、低酸素状況が続くことで発症してしまう病気です。
低酸素状況は2日~3日(24時間~36時間)までなら生きられますが金魚が苦しそうに水面でパクパクしているのを見つけたらすぐにエアレーションしてあげるようにして下さい。
目の充血の原因
低酸素症になる原因には、酸素が不足している状況が長く続くことにあります。
金魚の目が充血、アノキシアの対処方法!酸素の供給の仕方
アノキシアの対処方法
酸素不足で引き起こされる病気なので、水槽内の環境を改善することで次第に症状は回復していきます。
水槽内の水質が明らかに悪化している場合にはろ過装置の掃除や水槽内の水替えを行い酸素が維持できる環境を整えましょう。
水質が良好である場合には飼育環境に改善が必要なので飼育数や水温などを確認し、適正数での飼育を行なうようにしましょう。
酸素供給の仕方
- 基本的に金魚1匹に対して必要な水量が3リットルから5リットルなので飼育している水槽の水量を確認し、明らかに飼育数が多い場合には水槽を分けて飼育を行なうようにしてください。
- エアレーションを行うと、常に水槽内に酸素が取り込まれる状態になるので酸欠を防ぐことができます。飼育数に不安がある場合や、水温を高めに設定している飼育ではエアレーションをおこなっておくとよいでしょう。
- 水槽内の水が汚れていると水の中に有害物質が大量に含まれている状態になります。金魚や魚たちはエラから酸素を取り込み、エラから排泄も行っています。もちろんフンは下から排泄しますが、その他の排泄はエラから行います。
エラから酸素を取り込み血液中に酸素を流していれば問題なく酸欠もおこりませんが、水槽内の水が汚れていれば、汚れがエラにへばりつきエラの血管から酸素を奪い取っとしまい酸素を取り込んでも酸素不足となり酸欠になってしまいます。
金魚の目の充血原因は感染症!ポップアイの原因と症状を解説
ポップアイとは
金魚の目が飛び出てしまう病気をポップアイと呼び、目が徐々に飛び出していく過程で目の充血も確認されます。
ポップアイの原因
金魚自体の体調が崩れ、免疫力が落ちることによって普段なら掛からない、水槽内に共存している細菌や寄生虫などに感染してしてしまいポップアイを発症してしまいます。また、水質が悪化すると少量しかいなかった細菌が爆発的に増えて感染力が高くなってしまいます。
金魚の目の充血、ポップアイの対処方法!治療後は環境改善も行う
ポップアイの対処方法
目が少ししか飛び出していない状態なら塩浴で対処できる場合があります。症状が少し進んでいるバ場合には塩浴と一緒に薬浴を行い症状が収まるまで続けていきましょう。
環境の改善方法
ポップアイの原因には細菌が関係していることが多く、一匹ポップアイの症状がでると他の魚にも感染している可能性があります。一緒に薬浴を行うようにし、水槽内全体で細菌を減少させるようにしましょう。また、水槽の水が汚れている場合には細菌が爆発的に増えている可能性があるので、水替えを行って細菌を減らし他の魚への感染を予防するようにします。
金魚の目が白くなる!充血以外の目の病気の原因と対処方法
目が白くなる症状
目に傷が付いていしまって白くなったり、目の膜に細菌が感染する白濁眼という病気もあります。大きな腫瘍を形成する可能性があり、目が出っ張ってくる症状があります。
病気の原因
- 目が傷ついて白くなる場合は、水槽内のアクセサリーに擦って傷が付いたり、アクシデントによって水槽のガラス面にぶつかってしまった場合に起こります。
- 白濁眼は水槽の水が汚れていたり、水温やペーハーの急激な変化によって起こります。水槽の汚れが原因で水槽内のペーハーが変化し細菌が繁殖し金魚に感染したり、水温が変化して金魚の体調が崩れて感染する場合がほとんどです。
対処方法
水槽の水替えを主に行いましょう。水質を改善すれば自然と治っていくことが多く、症状が重い場合や、水替えを行っても改善しない場合には薬浴で治すようにしましょう。薬浴は1週間程行い、半分程度水替えを行って水質を元に戻して慣れさせていきましょう。慣れさせている間は経過観察を行い元気が戻れば他の魚と一緒に泳がせても問題はありません。