人気の熱帯魚「グラミー」の種類 飼いやすさや飼育方法、混泳相性

熱帯魚のグラミーは種類も豊富でカラーバリエーションも豊富です。大きさも、性格も種類によって異なってくるので混泳飼育する場合には各種類の特徴を頭に入れながら混泳相手を選ぶようにしましょう。飼育方法や、必要な飼育道具についてもご紹介しますので、飼育初心者の方も、初心者からステップアップしたい方は是非知識として身に着けておきましょう。

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飼育しやすい熱帯魚「グラミー」の種類別の特徴を学ぶ

グラミーの特徴

流れが穏やかな環境を好み、鮮やかな色合いで人気の熱帯魚です。

グラミーの目を引く容姿は顎下くらいから伸びている2本の触覚です。非常に長く、感知動作の役割を果たします。感知機能を持ち合わせているだけあり用心深い性格です。

ベタと同じでグラミーもラビリンス器官を持ち、水中の酸素が少ない環境でも水面から顔を出して自ら酸素を取り入れ、酸素不足を自らカバーできます。

グラミーの寿命

長くて3年程度、短くて2年ほどです。水質変化に弱いので水替えを定期的に行うことや、ろ過機能を揃えた環境での飼育が求められます。また、水槽に手間を掛けられる性格でないと長期間の飼育に耐えられない種類でもあります。

グラミーの価格

種類によっても異なりますが、1匹300円くらいから、高いものは800円くらいで販売されています。ネットで購入する場合には5~6匹くらいでまとめて売られている場合が多いので、単体での購入を持てめるならペットショップやアクアリウムショップでの購入をおすすめします。

サイズからカラーまで豊富な熱帯魚「グラミー」の種類を紹介

グラミーは種類が豊富です。飼育する場合には水槽内の色合いや、混泳なら相性などを見ながら飼育する必要があります。

1.ドワーフグラミー系

グラミーの中で一番飼育しやすい種類です。体長は6㎝程度まで成長し、水質も気にするほど敏感ではありません。
グラミーの原種ですが、赤や青といったカラフルな種類が存在します。どちらも水槽に入れると存在感があり、青のコバルトブルードワーフグラミーはシルバーの光沢と青の発色が高級感を演出してくれます。

赤というよりはオレンジに近い色合いのサンセットドワーフグラミーは他の混泳相手との調和も楽しめる優しい色合いになっています。

2.ハニードワーフグラミー系

グラミーの中で一番人気のゴールデンハニードワーフグラミーを持つ種類になります。体長は4㎝程度で小型のグラミーなので飼育する際には混泳しやすく、性格も温和なのでどの魚とも相性がよいです。しかし、同種同士では縄張り争いをする場合もあるので飼育の際には観察を行いながら飼育する方がよいでしょう。

3.ピグミーグラミー

体長4㎝と小型なので水槽内で多数飼育させ、群泳を楽しむことができます。鮮やかな色合いではないですが、中央の茶色い点と、体に掛かるブルーやヒレの部分が綺麗な種類です。また、鳴き声を発する珍しい特徴を持っています。

水槽内から声がしたら是非近寄って聞いてみてください。可愛らしい「クククッ」という声を聞くことが出来ます。

4.パールグラミー系

体長が12㎝と中型のグラミーになります。スポット模様が全身についていて控えめでも個性的な姿を楽しむことができます。オスはヒレがオレンジ色になっていてオスとメスの
バルーンパールグラミーという種類もいて、体が風船のように丸みがり体長がパールグラミーより少し小さいのが特徴です。

5.ブルーグラミー

体長が12㎝と中型ですが、性格が温厚なので他の魚との混泳も可能です。体色は薄い青色と黒のスポットが入っていてシンプルな色合いです。

ヒレに白の水玉模様が入っていることによってお洒落な印象をあたえます。

グラミーの人気の種類は!飼育のしやすさや色合いの豊かさから選ばれる

一番人気「ゴールデンハニードワーフグラミー」が選ばれる理由

グラミーの中でも人気の種類がゴールデンハニードワーフグラミーです。

  • 色合いが鮮やかで、水槽内でも主役になれるほど目立ちます。
  • 体長が小さいのも魅力で、小さな水槽でも飼育しやすかったり、大きな水槽で飼育する場合には他の種類の魚を入れても余裕が持てるので人気があるのです。

ゴールデンハニードワーフグラミーとの混泳をする場合

ゴールデンハニードワーフグラミーは泳ぎが得意でないので素早く動く魚との相性は良くありません。素早く泳ぐ魚とのエサの取り合いに勝てないのが理由です。

また、ヒレを突いてしまう性質を持っているので、水中に留まっている種類の魚と混泳した場合にはヒレに被害が及びやすいです。

グラミーと混泳できる熱帯魚の種類は!サイズの違いに注意する

小型・中型グラミーの混泳相手

1.小型の場合は同じくらいの大きさのネオンテトラやグッピーなどの混泳や、餌の取り合いがないオトシンクルスなどとの混泳が向いています。

しかし、グラミーはエサを食べるまでに時間が掛かったり、少量しか食べられない種類がいて、他の混泳相手にエサを横取りされる場合があります。混泳を考えるときはエサがグラミーにも行きわたるようにエサのあげ方を工夫したり、きちんとエサが食べられているかどうか見守ってあげる必要があります。

中型のグラミーも他の魚に比べると口が小さく小型であるネオンテトラなどのカラシン系やグッピーなどを食べることはできないので飼育におススメです。

食べるエサの種類が違う相手との混泳ならエサを食べられる心配がないので混泳相手として選択してみるとよいでしょう。オトシンクルスの他に、クーリーローチやコリドラスもおすすめです。

2.大型のサイズの魚との混泳は食べられてしまうので行いわないようにしましょう。

中型グラミーの場合には大型の魚の口に入らない大きさであれば飼育は可能ですが、極力大型との混泳は避けた方がよいでしょう。

熱帯魚グラミーの飼育方法!飼育に必要な道具の種類

グラミーの飼育方法

熱帯魚であるグラミーを飼育する場合には水温に気を付けなくてはなりません。温度の変化はグラミーを弱らせる原因になってしまいます。元気に育てるのであれば水温は最低でも23度以上の水温で育てるようにしましょう。

グラミーは口が小さく大きめのエサは食べにくくなっています。

エサを与える時は口に入りやすく砕いたものを与えるか、突いてちぎれるようなグッピーのエサや冷凍のアカムシなどを与えるようにしてください。

グラミー飼育に必要な道具

1.水槽(30㎝から飼育可能)

小さなサイズであるグラミーなら30㎝の水槽で飼育可能ですが、水草や底砂の配置で水質が影響を受けやすい水槽サイズですので初心者の飼育にはあまりおすすめできません。

安定した飼育を目指すなら45㎝以上の水槽での飼育をおすすめします。

2.ヒーター

グラミーの適性水温が23度から28度ですので、その中間あたりの水温に設定して一定に保っておくのがよい飼育方法です。温度に変動が出るとグラミーが弱ってしまいます。徐々に水温が上がっていく分には対応できますが、急に温度が変わる状態は危険です。水温管理を徹底し、夏場の水温上昇にはヒーターを切り、クーラーや冷却ファンを使用して水温が高温にならないようにしていきましょう。

3.ろ過装置

水質を保つ為にはろ過装置を設置する必要があります。特に小型水槽の場合には水質が安定せず水槽が汚れやすくなっています。水質が悪化するとコケが発生したり、感染症を引き起こす菌が繁殖したりといいことはありません。ろ過装置を取り付けて水質悪化を防ぎましょう。

4.隠れ家

グラミー同士の縄張り争いがある場合には隠れ家が必要になります。逃げ込める場所や隠れられる場所を設置してあげましょう。

水草があると身を隠す事ができ、ドーム型の隠れ家なら隠れて体を休めることもできるので設置して少しでもストレスを減らしてあげるようにしましょう。