金魚が卵を産んだらすべきこと 孵化のさせ方、稚魚の飼育、注意点

金魚は条件が揃えば産卵時期になると卵を産みます。卵を産んだ時の対処方法や、卵の孵化のさせ方、生まれた稚魚の育て方などを紹介します。また、飼育の注意点も合わせて紹介しますので飼育している金魚が卵を産んだら繁殖にチャレンジしてみましょう。孵化から稚魚までの飼育難易度は高めで、基礎知識を学んでからの挑戦が成功のポイントです。

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金魚が卵を産む条件は!孵化させる前に基礎知識を身に着けよう

金魚の産卵時期

金魚が繁殖行動を行う時期は決まっていて、室内でもヒーターなどを使用せず、温度差がある環境下で飼育しなければ産卵は行いずらくなります。

繁殖行動は春から夏にかけて行われます

金魚自体に春が来たと思わせなければ繁殖行動には結び付きません。ですから、冬の時期は金魚の飼育水の温度も下げてメリハリをつけた飼育を行なう必要があります。

飼育温度を下げ過ぎると金魚が冬眠に入ってしまったり、水カビ病や転覆病を発症してしまう可能性があるので10度以上の飼育環境を維持しましょう。

金魚が卵を産める年齢

金魚は稚魚の間は繁殖器官が発達しておらず卵を産むことができません。

オスなら2歳から、メスなら3歳から繁殖行動ができるようになるのでオスとメスを一緒の水槽で飼育している場合には求愛行動や、産卵などがみられるようになります。

また、卵を産める期間も限られていて、メスは5歳以上になると卵を次第に産まなくなっていき、オスは4歳以上から適齢期を過ぎていきます。
繁殖させたいと考えている場合には5歳以下のメスとオスを選ぶようにしましょう。

金魚の産卵回数

金魚が繁殖期に産む卵の数は500個ほどで、この500個の卵を1週間から2週間置きに数回に分けて水草や水槽の底に産卵します。卵には有精卵と無精卵が混じっているので白く濁った無精卵は孵化せずカビが生えてしまうので取り除く必要があります。

金魚が卵を産んだら!生存確率を上げるために産卵後にすることを紹介

親金魚と卵を隔離

1.卵の受精

金魚のメスは卵を水草に産んだり、水槽の底に産み落としたりします。産み落とした卵にオスが精子をかけて受精させます。

受精を確認する為には、水槽内の濁りがあるかどうかで判断することができます。精子で水槽内が白く濁り、濁りが取れない状態になるのですぐに判断できます。

2.卵を隔離する

金魚の稚魚の生存確率を上げるためには、産卵が行われてからすぐに卵を別の容器に隔離することです。

卵や稚魚は親金魚と一緒にしておくと確実に食べられてしまい生き残る確率が非常に下がります。隔離する容器を用意する場合には飼育している水槽の水を使用するようにしましょう。新しい水を使用すると環境が合わずに卵がダメージを受けてしまう可能性があります。

3.親金魚を移す

卵は非常にデリケートなので水槽内の環境から急激に変化が起こると上手く育たない場合があります。

生存率を上げる一番良い方法が、卵をそのままにして親金魚を隔離水槽に移す方法です。

生まれたばかりの卵よりも、親金魚の方が強く、多少の環境変化にも影響を受けにくいため隔離するなら親金魚の方をおすすめします。

しかし、親魚をメインに飼育していた水槽なので稚魚が孵った時にフィルターに吸い込まれてしまうなどの危険が出てきます。フィルターをスポンジフィルターに変えたり、フィルターに稚魚が吸い込まれないように布を巻くなどの対策を整えておく必要があります。

有精卵と無精卵に分ける

受精した卵とそうでない卵は産卵後2日~3日ほどで判別できるようになります。

真っ白く透明感がない卵は無精卵になりますので確認できた日からすぐに取り除くようにしましょう。無精卵は生きていない卵なので時間共に腐っていってしまいます。

腐ると水カビが生えてしまうので水質も悪化し、更には有精卵にも付着し水カビを発生させてダメにしてしまいます。そうならないように無精卵スポイトで吸って取り除くようにしてください。

産卵したメスへのケア

産卵後の水槽はオスの精子で白く濁っている状態です。そのままにしておかずに水替えを行うようにしましょう。水替えを行うことで水槽内の水質の悪化を防ぎ、産卵で弱ったメスの体調が悪化しないようにケアすることができます。

また、オスがあまりにもメスを追い掛け回す様子が確認される場合にはメス自体をオスから隔離するようにします。

金魚の卵の孵化に挑戦!飼育環境を整えて孵化させてみよう

隔離後の有精卵孵化まで

別の水槽に卵を隔離してから3日ほどで稚魚に目が確認できるようになります。最初に整えた水槽内の環境は一切変えず孵化するまでそのままにしておくようにしましょう。急激に環境を変えてしまう水替えや、水槽の設置場所の移動、水温の変化などが起こらないように現状維持を目指しましょう。

卵から稚魚が孵化するまでには3日ほど掛かります。様子を見ながら白くなった卵を取り除きながら孵化を待ちましょう。

孵化前の光の調節

孵化までの光の取り入れ方で生まれてくる金魚の稚魚がオスかメスか偏って生まれる場合があります。光を当てずに暗くした状態で孵化させるとメスが多くなり、光を当てた状態で孵化させるとオスが多くなる傾向にあるので、オスとメス欲しい性別がある場合には挑戦してみてもよいでしょう。

孵化までの水槽内の環境

既存の水槽に卵を残して親を隔離している場合には親金魚が飼育されていた環境のままなので稚魚が育つまで同じ水槽環境下で育てていけば問題ありません。

隔離用水槽を用意して卵の孵化を目指す場合には、親金魚の飼育している環境をそのまま再現させるのが一番確実です。

親金魚もこの環境なら稚魚が育つと感じたからこそ産卵するわけですから、その環境で稚魚を育てるのが一番なのです。目安としては、水温は24度前後、エアレーションを設置しての飼育環境があれば卵も孵化することができ、更に稚魚も成魚に向けて飼育していくことができます。

金魚の稚魚の飼育は難易度が高め!孵化してから成長するまでの流れ

金魚の成長の流れ

  1. 親金魚が産卵しすぐに受精、受精後夏場なら2日程度、気温が少し低い春ならば5日~7日ほどで孵化します。無精卵の場合には2日くらいから腐敗していき水カビが発生します。
  2. 生後4日ほどから餌を食べ始め、一日に4回ほど与えることが望ましいです。口に入る程度の細かさまですり潰した状態の餌を与え、餓死させないようにしてください。
  3. 生後2週間程度で1㎝ほどに、更に1か月経つと2㎝ほどに成長し金魚に近づいていきます。2ヶ月で更に色合いも体も成魚に近づいてきます。体長は3㎝ほどに成長し、この頃から餌を食べる個体とそうでない個体に少しずつ体格に差が出始めてきます。
  4. 生後3ヶ月でお祭りの金魚すくいで見かけるサイズの金魚に成長します。このころからようやく親金魚と一緒の水槽で飼育できるようになります。

金魚の孵化から稚魚飼育までの注意点を理解して生存率を上げよう

稚魚の飼育難易度

稚魚の飼育で一番難しいのは生まれてから1ヶ月くらいまでの間です。環境の変化に弱く、更に餌不足を起こしやすいので常に様子を見ながら飼育していくようにしましょう。

室内で稚魚を飼育する場合には急激な水温の変化は起こりにくいですが、小さな体のため多少の温度変化でもすぐ影響を受けてしまいます。ヒーターなどを設置して変化が起こらないようにしましょう。また、餓死を防ぐために餌やりの頻度が親金魚よりも多いため、水が汚れやすくなっています。

水替えも必ず行うようにしましょう。しかし、生後2週間までは水替えを控え、その後少量ずつの水替え程度の留めて行うよにするとよいでしょう。水替えする量は水槽の5分の1程度で留めるようにし、月に1度は行いましょう。

育てすぎに注意

稚魚の飼育難易度が高いといっても金魚は産卵時に数回には分けて500個ほど卵を産卵します。上手く育つかわからないからと言って全ての卵を孵化させてしまうと大変な数の金魚が育ってしまいます。

金魚1匹でも飼育するのは大変ですから、育ったときの事を考えながら稚魚を飼育するようにしましょう。