金魚が背びれをたたむ様子は体調不良が原因です。普段見掛けない金魚の様子に気が付いたらすぐに対処を行いましょう。金魚の体調不良の原因と対処方法を紹介します。また、背びれをたたむ以外の動作や症状からも体調不良を確認することができるので合わせて紹介します。金魚に元気がないなと思ったら、金魚の観察を行い、症状を見分けられるように基礎知識をつけておきましょう。
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金魚を背びれをたたむ動作とは!たたんだ時の様子と普段の様子を解説
金魚の普段の様子
金魚は元気な時は背びれを立てて泳いでいます。
普段から見ている金魚の様子が元気な様子です。しっかりと上に伸びて広げられており、金魚と言えばこのフォルムといった様子です。水槽内に留まっている場合が一番背びれの様子を確認しやすいので餌を食べている時や、少し休憩しているときになど観察してみて下さい。
金魚の泳いでいるときの様子
金魚が泳いでいる時には少し背びれが寝た状態になります。水の抵抗があるので少し寝かせて抵抗を少なくして泳いでいるからです。この状態のときに金魚の背びれを観察しようとしてもたたんでいるのか広げているのかの判断が難しい場合があるので注意しましょう。
金魚の背びれをたたんだ様子
- 背びれが立たずに体についている状態が背びれをたたんだ状態です。
- 体調不良が原因で泳いでいる最中も留まっている最中もすべて背びれがたたまれています。
また、更に背びれをたたんだ様子から底に移動し、動かなくなってしまう状況へと変化していく場合があります。
金魚が背びれをたたむ原因は…早めの発見で対処遅れをなくす
背びれをたたむ原因
金魚は体調が悪くなると背びれをたたむ動作を行います。一度たたむと調子が戻るまでたたみっぱなしです。
また、体調を崩すとそのまま病気になってしまう可能性があります。少しでもいつもより元気がないと気が付いたら対処を行うようにしましょう。
金魚の体調不良の原因
1.一時的なストレスが原因で背びれをたたむ場合もあります。
そのまま環境が落ち着けば元気を取り戻すことがほとんどなので隠れ場所を作ったり、刺激を与えないようにして様子をみましょう。主に、購入後の輸送の場合や、金魚同士の小競り合いが原因のストレスがあります。
2.金魚を数匹飼育している場合などは水槽内の水質が悪化し飼育環境が変わりやすくなります。
体調が崩れると金魚の免疫力が下がり、背びれをたたむ行動を目にする場合もあるでしょう。環境が悪化している場合には全ての金魚に影響が出てくるので全体的に金魚の様子を確認するようにしましょう。
3.消化不良も体調が悪化する原因の一つで、背びれをたたむ行動に直結します。
消化不良を起こす原因はエサの食べさせ過ぎです。必要量よりも多く与えていたり、金魚が水草を食べ過ぎた場合に起こりやすいです。
金魚が背びれをたたむ動作をしたら…対処方法を学んで調子を取り戻す
数匹金魚を飼育していてストレスが掛かっていて背びれをたたんでいるのなら、隔離を行い一匹でのんびり過ごさせてあげることが大切です。飼育する金魚の数と水槽の大きさも確認しておくとよいでしょう。本来20㎝まで大きくなるのが金魚ですから、過密飼育で成長できないだけでもストレスが掛かっています。一匹だけの飼育なら隠れ場所を設置するだけでもストレスの緩和になりますので設置を検討しましょう。
水質の悪化が見られる水槽の場合には水替えを行って様子を見るようにしてみましょう
水質悪化によって金魚の体調が悪化すると免疫力が弱まり病気の原因になる場合があります。
金魚に病気の症状が現れ出すと薬浴が必要になります。薬浴を行うことで細菌を死滅させることができるので症状が改善させることもできます。
金魚の体調を見分けるには!背びれをたたむ以外にも現れる症状を見逃さない
金魚のフンで体調不良を見分ける
金魚のフンは元気な状態であれば太くて短いフンが排泄されます。
フンがよくない状態であったとしても、他の調子と合わせて判断する方法がもっとも的確に判断できます。背びれたたんでいない状態であれば一時的な胃の不調である可能性の方が高く、餌を食べる元気がある場合には消化不良も考えられないのでその他に原因があると考えられます。この場合には水質悪化が原因の可能性が高いです。
餌の食いつきで体調不良を見分ける
金魚はいつもお腹を空かせています。満腹中枢がないので与えるだけ食べる性質があります。ですから、食べない状況は異常があると認識しなくてはなりません。多少の体調不良で背びれをたたんでいても、餌を食べるならまだ元気がある証拠です。
金魚が泳ぎ回っているか見分ける
金魚は本来水槽内を泳ぎ回る生き物ですが、体調が悪くなるとひっくり返ったり、水槽の底に沈んで動かくなったり、止まったまま泳がなかったりという症状が発生します。この症状の場合には病気を起こしている可能性が高く、どこかしらに症状がでてきているはずですので金魚を注意深く観察して状況をを確認しましょう。
金魚の体調不良のその先に起こること…病気の種類と症状を解説
1.鱗が逆立つ症状が出た時は松かさ病、鱗が剥がれる場合には穴あき病が疑われます
症状が現れ出したらすぐに対処を行いましょう。薬浴が効果的なので市販の薬剤を購入して隔離した金魚に処置を行いましょう。
2.ヒレが裂けたり、血管が浮き出す症状の時は尾ぐされ病の可能性があります
ストレスからの症状が起きたり、引っ掛けて裂ける場合にはただの傷なのでそのままにしていても治りますが、細菌によって引き起こされている場合には薬浴で治療する必要があります。
3.体の表面に症状がでる白点病や水カビ病、白雲病などは、体表に白い点々や赤い点々モヤモヤした膜が付着しています
これらば体全体を覆ってしまったり、他の部位にも発症してしまうことがあります。同じく薬浴での治療が必要になります。
4.金魚の目が飛び出す病気がポップアイで、体内に細菌が入り込むことで徐々に目が飛び出していき最終的に取れてしまいます。
取れてしまうと傷になり、更に傷から二次感染が起こってしまう可能性もあるので、目が飛び出してき時点からすぐに治療を行いましょう。薬浴や塩浴で免疫力を上げて菌を退治します。