金魚と亀の混泳相性。混泳リスク、他のおすすめ混泳相手を紹介

金魚と亀を混泳させることはほとんど場合難しいのが現状です。混泳させようとしても生活環境の違いで飼育できなかったり、生態系での優位差から金魚が食べられてしまいます。どうしても混泳させる場合にはリスクを考えての飼育が必要になります。亀と金魚お互いに合った混泳相手がいますのでご紹介します。混泳は相性のよい相手と混泳させ、ストレスを与えない飼育を目指しましょう。

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金魚と亀の混泳は難しい!根本的に違う生活環境を解説

亀の生活環境

飼育する亀の種類にもよりますが、海以外の亀の場合は水中よりも陸に上がって生活しています。ですから飼育する場合でも水場と陸地を作る様にするか、陸だけで生活する亀なら小さな水場があるだけで十分な場合もあります。

海で生活してる亀の場合には海の中で生活しているので陸地は必要ありません。ですが、水陸亀や、陸亀と同じように肺呼吸なので息を吸う為に水面に顔を出して酸素を取り入れます。

水辺や、陸地に住んでいる亀は水だけの飼育環境では溺れてしまう場合があるので必ず休む為の岩場や陸地を作ってあげることが大切です。

金魚の生活環境

金魚は水の中で生活しているので浅瀬での飼育には向きません。泳ぎ回れるスペースがないと飼育は不可能です。また、水温の急激な変化に弱いのでしっかりした水槽設備が必要となります。

お互いの環境の違い

亀と金魚の混泳を考える時、水槽内はどのように構成すればよいでしょうか。亀が休憩できる陸地を用意する必要性や、金魚のための深い水深を作らなくてはならないので小さな水槽での混泳は難しいでしょう。
お互いの生活環境が成立するのは自然界だけです。広い池や沼であれば魚が逃げ回れるほどのスペースがあり、亀が上陸できる岩や陸地があることで混泳が可能になるといえます。

亀が優位な生態系順位を考慮する!金魚が混泳相手に向かない理由

亀は捕食者であることを忘れてはいけません

亀と金魚しかいない水槽ならどちらが生態系上優位なのか一目瞭然です。

金魚との混泳を考えるとき、気になるのが亀の捕食です。大きな金魚であれば亀に襲われないで済むかもしれませんが、本能的に金魚を襲ってしまう場合も考えられます。

硬い口と顎を持っている亀は金魚に平気で噛みつきます

亀が小さいからと言って油断していても噛みつかれてしまうこともあります。
自然界の様子を考えてみれば亀が捕食者であることもわかります。雑食性の亀の場合には魚を捕まえて食べたり、陸地で草を食べたりしながら生活しています。

ですから、魚=金魚と考えられ、狭い水槽の中に一緒に生活していれば食べられてしまうのも仕方がない状況なのです。

金魚に逃げ回れるだけのスピードがあれば混泳も可能かもしれませんが、金魚は泳ぎが苦手です。

それだけ亀につかまりやすいですし、ストレスに弱い金魚は亀との混泳環境自体にストレスを感じてしまうこともあるのです。

金魚にとって高リスク!亀との混泳で生命の危機

金魚と亀の体の違い

亀は硬い甲羅に鋭い爪を持っています。

亀が傷つけるつもりがなくても一緒に泳いでいれば爪が当たってしまったり、甲羅をぶつけてしまうこともあるでしょう。金魚の体表は頑丈には出来ていません。少し擦れただけでも金魚が傷ついてしまうのです。

傷を負えば当然病気にもなりやすくなります。

亀が捕食しないで混泳が成立したとしても、傷や病気によって弱っていくのは金魚になります。

長期的に考えても金魚との混泳はリスクがあり、おすすめできない飼育方法になります。

リスクは避ける

上記でわかるように圧倒的に混泳に向かない相手同士なので無理に両者を同じ水槽で飼育する必要はないでしょう。
できるだけ別々の水槽に入れて飼育し、金魚が傷を負わず、ストレスを感じないように飼育してあげるようにしてください。

金魚の混泳相手は亀以外を選ぼう!金魚と相性の良い混泳相手

金魚と相性のよい混泳相手

金魚同士の混泳や、生活層が下層で金魚と被らないドジョウやカマツカなどがおすすめです。ドジョウやカマツカは金魚の残した餌を食べてくれるので水槽内の環境を維持することもできます。

体長が小さい時のみ混泳可能な相手

メダカやグッピー、貝なども混泳することができます。

しかし、金魚の体長が大きくなっていくと口に入るサイズになってしまいます。金魚は口に入るものは食べてしまう性質なので大きく育ってきたと感じたらすぐに混泳を止めて違う水槽に移す必要があります。

また、貝も金魚は砕いてしまう可能性がありますので口に入るサイズとの混泳はできませn。

亀の混泳相手を紹介!亀が手を出しにくい相手と混泳させる

亀混泳できる相手

基本的に亀は魚を捕食対象として見ていることを忘れずに参考にしてください。
ドジョウやプレコは隠れるスペースを作ってあげれば混泳は可能です。潜ることが出来る砂を設置したり、隠れられる土管やたこつぼを設置すれば逃げ延びることができます。

警戒心が強く逃げ足が速いタナゴも混泳可能です。混泳する場合には亀よりも大きい体長のものと混泳させるようにするとよいでしょう。しかし、絶対に襲われないというわけではないので注意が必要です

単独飼育

亀と魚では飼育環境が異なることから、亀は単独で飼育することが望ましいです。魚たちも常に襲われるストレスを抱えたまま生活を続けると体調が悪くなり弱ってしまいます。

亀は水質悪化にも強く、簡単な水槽設備でも飼育が可能です。無理に混泳させず、別の住処を用意して飼育してあげましょう。