ベタはよくペットショップなどでビンで飼育されている場合が多い魚です。ビンで売られているのにはベタの特徴が関係しています。初心者でもベタの飼育は出来ますが、ビンでの飼育となると少し難易度は変わってきます。ベタにストレスを与えない飼い方の知識を身に着けて長期間飼育に挑戦してみましょう。ビン飼育の注意点と水槽飼育のポイントなども紹介します。
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ベタはどうしてビンで販売されるのか…ベタの特徴について解説
ペットショップでベタを売っている様子を見ると、ベタは小さなビンで育てられると勘違いしてしまう事があります。
ベタの特徴
ベタは縄張り意識が高く、ベタ同士を一緒の水槽に入れて飼育するのが難しい魚です。ですから、ペットショップでも一匹ごとに水槽を設置しなければならず場所を取ってしまいます。そこで生み出されたのが水槽の代わりにビンで一匹ずつ隔離して販売される方法です。一時的な容器としてビンで販売されていると考えた方がよいので購入後は大きの容器に移しての飼育が適しています。
ベタの本当の姿
ベタはヒレを広げながらゆっくり泳ぎ回るのが本来の姿です。ビンの中で留まっている姿をよく見かけますが、泳げるスペースがないので留まっているだけです。
ベタのビン飼育の方法は!初心者の失敗しないベタの飼い方
ベタの飼育環境
ベタは上記でも説明しましたがビンでの飼育は難易度が高めです。
ビンの飼育でも砂や水草をいれることによって水槽内の環境が大きく異なります
何も入っていない水槽よりも砂と水草が入っているほうが水質や環境も長期的に見ると安定します。小さなビンと飼育水だけではベタは短命に終わってしまうでしょう。
生き物の事を考える
1.水替え
販売されているベタは小さなビンに入っていて、飼育水もそのままです。水替えがされている場合もありますが、そのままの場合には家に連れて帰ってきた時点で水質が悪くなっている可能性もあります。まず帰宅したらベタの水槽の水替えを行い、飼育する環境を整えてあげるようにしましょう。また、水替え後は水質が変わってしまうためベタが弱ってしまう場合があります。
2.水合わせと温度合わせ
今までいたビンの水質に慣れてしまっているので新しい水との水合わせと温度合わせが必要になります。
まず、新しい水をバケツに作っておきましょう。ベタと今までの飼育水が入る丁度良い容器に飼育水ごと移し、バケツに浮かばせてバケツの水の温度と容器に入った水の温度が同じになるまで待ちます。
ベタのビンでの飼い方の注意点は!ストレスを溜めさせない飼育が必要
よく見る光景からの勘違い
ベタは泳ぎが苦手ですが、水槽にじっとしている性格ではありません。ビンが広ければ泳ぎ回りますし、相手が入れば攻撃的にもなります。
ビンが狭く泳ぎ回れないベタはストレスを抱えています。
ビン飼育の注意点
また、ビンは縦に長く、曲線が多いためヒーターの熱が上手く行き渡らないことが多く温度管理にも適していません。ベタは温度が低くなると弱ってしまったり病気になってしまうのでヒーターの使用を考える時は四角めのビンやガラスの厚いものを選んで飼育してください。
ベタをビンで飼育するならビンの大きさが大事!初級者と上級飼育者の違い
ベタは空気から酸素を取り出し体に取り入れることができる器官を独自に持っています。ですから水の中に酸素が少量しか含まれていなくても空気さえあれば酸欠になることはないのです。
そんなベタを飼育する上で、飼育経験が必要になるのがビン飼育などの小さい容器での飼育です。
容器が小さいという事はそれだけ水質が悪化するスピードが速くなるということ
餌やりの頻度や量によって水質は一日で悪化することもあり、水替えを行う必要も出てくるのです。上級者の場合、水質をチェックする機器を持っていたり、長年の飼育の勘などで水質悪化にいち早く気が付き適切な量の水替えを行うことができます。
インテリアとしてはお洒落で素敵なビン飼育ですが、ベタにとって場合によっては過酷な環境であることを理解して飼育するようにしましょう。
購入したからには最後までストレスなく生き物には生活させてあげてください。
ベタは水槽飼育が最適!たっぷりの水でストレスを感じさせないベタの飼い方
ベタの飼育は水槽が最適
水槽飼育には沢山の利点があります。
水量があるため水質悪化しにくく、水草や底砂なども設置しやすくなります。
水槽内の環境が安定すれば水替えも3分の1程度の交換を1か月に1回程度でよいのでベタのストレスもほとんどなくなります。
水槽内のアクセサリーの設置
ベタのヒレが大きく薄いので鋭く度がったものが水槽内に設置してあると引っかけて破れてしまう場合があります。傷を負うとそこから病気になったりするので、ベタの水槽にアクセサリーを入れる場合には尖りのない丸く削られた流木や石にしましょう。