飼育し始めの子亀の場合、餌を食べないケースがよくあります。子亀の場合は数日餌を食べないと弱ってしまう場合もありますので早急に対策を立てましょう。餌を食べない原因と対処方法を詳しく紹介します。原因を参考に飼育している環境を見直し、子亀が自分から餌を食べてくれるような環境を作ってあげましょう。大きく育つまでは体力も少なめですから飼育も手厚く行うことをおすすめします。
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子亀は警戒心が強い!餌を食べない原因は警戒とストレス
警戒心が原因
子亀は警戒心が非常に強い生き物で、飼育されている場所が変わるとそれが原因で餌を食べない場合があります。環境に馴染むまでは餌を食べなくても新しい餌を与え続け辛抱強く待ちましょう。
ストレスが原因
飼育し始めはどうしてもお世話をしたくて必要以上に子亀に触れたり、飼育場所を移動したりと子亀にストレスを与えがちです。
子亀は体力が少ない!餌を食べない原因は水温の可能性も
水温が原因
亀は水温の変化にも弱い生き物です。水温が20度以下の低い温度になると活動が鈍くなり餌を食べようとしなくなります。
冬眠は危険
子亀は冬眠できるだけの体力を持ち合わせていません。冬眠すると仮死状態になるので体力がないとそのまま目覚めない可能性が出てきます。冬眠する水温は15度以下の温度ですから冬眠させないようにするには常に温かい水温に保っておく必要があります。
水中温度と部屋の温度差
水槽内の水の温度が一定であっても、甲羅干しなどで陸に上がる場合に水槽の外の温度が低いと子亀にとって負担になる場合があります。飼育し始めの時期が秋や冬などの場合には部屋の温度が低いので出来るだけ室温が温かい場所に水槽を置くなどの工夫が必要になります。
子亀にとってバスキングは生命線!餌を食べない原因は体温低下
体温低下が原因
子亀が餌を食べない原因に、日光不足による体温低下の可能性も考えられます。
亀は日光に当たることで体を温めるバスキングというものを行います。体が温まることによって代謝を上げて健康を維持するので、バスキングが行えない環境下では体温を上げることが出来ずに体の代謝も落ち食欲が低下してしまうことがあります。
バスキングとは
日光や紫外線を自らの体に当てて体温維持と、ビタミンを体内に作り出すことをバスキングといい、特に子亀は体力も弱いので体温が下がると危険です。
バスキングを行うために
水槽のそばに日光が当たる場所があれば子亀もバスキングを行うことができますが、日光が入らない場所にしか設置できないのであればライトを使用すると日光不足を解消できます。紫外線を発生させるための紫外線ライトや気中や水中を温めるためのバスキングライトなどがあるため水槽に必要であれば両方水槽に設置するとよいでしょう。
餌が合わないと食べない場合も!子亀に与える餌の種類を紹介
子亀の餌
1.子亀専用の人工餌は子亀にとって必要な栄養分が沢山含まれているのでバランスもよくおすすめの餌です。
その他に、金魚の餌や鯉の餌なども食べてくれるので亀の餌よりも安い餌代に抑えたい場合には与えてみるとよいでしょう。
2.オオカナダモなどの水草や野菜や果物などの食物繊維は子亀のときよりも成長してから食べる場合が多いです。
水槽内に水草を設置する場合などは食べることもありますので食べやすいオオカナダモを植えておくとよいでしょう。
3.生餌や乾燥餌など亀は雑食性の生き物なので色々な物を食べます。
生餌はミミズや赤虫、コオロギや、乾燥餌では乾燥コオロギや乾燥エビなどを好んで食べるのでいつもの餌の他にたまに与える餌として用意しておく方法もよいでしょう。
餌を変えてみる
同じ餌を与えづづけていると餌に飽きて食べなくなってしまうことがあります。飽きずに食べさせるには餌の種類を数種類用意しておいて曜日によって与える餌を変えると餌への食いつきもよくなります。
購入時に店員に聞く
餌付けされた子亀の場合には餌が変わると食べなくなる場合もあります。これは新しい環境下で加わるストレスと、今までとは違う餌に変わったことによる警戒心などが原因です。
子亀が餌を食べない時には…長期間拒食が続いたら最終手段も考える
様々な方法を試しても子亀が餌を食べてくれない時には、放っておくと子亀が衰弱死してしまう可能性があります。拒食対策としての最終手段に強制給餌があり、直接亀に胃に餌を流し込む方法があります。動物病院などで行ってくれる場合もあるので電話で相談してみましょう。